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Published in: CULTURE

木之下晃のポートレイト作品展『石を聞く肖像』10月3日~10月29日JCII フォトサロンにて開催

2017年10月3日(火)から10月29日(日)まで、JCIIフォトサロンにて、木之下晃作品展「石を聞く肖像」が開催。

ローラン・プティ(振付家) 1995年11月26日撮影 「とっておきのポーズを…」

「この石を見て感じたことをカメラの前で表現してください」。

世界的な舞台芸術家たちに卵のような乳白色の石を渡し、自由にポーズをつけてもらい撮影されたポートレイト写真集『石を聞く肖像』(飛鳥新社、2009年)より、音楽家たちを中心に約70点(すべてモノクロ)を展示。
 
木之下晃(1936-2015)は、世界のクラシック音楽家の演奏する内面を凝視した作品群で知られ、「彼によって音楽がフィルムに刻印された」と語られている。しかし、一方には20代のころに出会った土門拳や林忠彦の肖像写真のようなオリジナリティあふれるポートレイトを撮りたいとの思いがあった。

50代半ばにフィンランド政府から2度目の撮影招聘を受け、「違う視点で撮影を」と思索する中、“天から降って来たように”目に飛び込んできたのが、約20年机上に置いていた、河原で拾った石。フィンランドに渡り、被写体に石を持たせて撮影に臨み、本作品の制作をスタートする。

20年以上かけ、氏が撮りたいと思う芸術家一人一人に了解を得ながら撮影された肖像の数は200点を超える。

「ポートレイトは被写体に写される感動がないとだめだと気づいた。アーティストはみんなユーモアがあって、石を持っていくと自分は何をやろうかと面白がってくれる」と氏は語る。

“とっておきのポーズを…”と小石を頭の上にのせる振付家のローラン・プティや、大のサッカーファンゆえに“フットボール選手になりたかった”とボールに見立てて足にのせる指揮者のダニエル・ハーディング、“こんな芸当もできるかな”と額にのせてバランスをとる様子の指揮者のクラウディオ・アバド。

ひとつの小さな石を通して芸術家たちの自由で伸びやかな様子を垣間見ることができる作品展となっている。

マルセル・マルソー( パントマイマー) 1998年9月23日撮影 「あなたのために、石のマイムを踊りましょう。」

■木之下 晃 作品展「石を聞く肖像」
協 力  株式会社 木之下晃アーカイヴス (http://www.kinoshita-akira.jp)
期 間  2017年10月3日(火)~10月29日(日)
開館時間  10:00 ~ 17:00
入 場 料  無料
休 館 日  毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
展示点数  約70点(全作品モノクロ)

展示内容
「石を聞く肖像」と題し、写真集『石を聞く肖像』(飛鳥新社、2009年)より、世界的な舞台芸術家に卵のような石を持たせて撮影したオリジナリティあふれるポートレイト作品をご覧いただく。 振付家のローラン・プティ、指揮者のダニエル・ハーディング、やクラウディオ・アバド、パントマイマーのマルセル・マルソー…。世界的に活躍し、様々な芸術家と交流があった木之下晃氏だからこそ実現し、ひとつの小さな石を通して芸術家たちの自由で伸びやかな様子を垣間見ることができる作品約70点(全作品モノクロ)を展示。

主催 JCIIフォトサロン 〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII ビル(地下1階)
(地下鉄半蔵門線 半蔵門駅下車、4番出口から徒歩1分)