＜3月22日＞
SET LISTやタップダンスなど、おおまかな流れは同じだが、オープニングから違ったのはメンバーの表情。21日には緊張の色も濃かったが、2日目となった22日は背中から振り返ると1曲目『ひらがなけやき』の雰囲気そのままの優しい笑顔で、最初からしっかりと音楽に身を傾ける姿が見られた。
影山優佳が歓声を全身で受けるように『世界には愛しかない』を踊りきると、『二人セゾン』では待ち構える観客の視線の中、井口眞緒がマイクを柿崎芽実に渡し、集中してソロダンスを踊る。潮紗理菜のバレエ風ダンスも美しく、センターをつとめた柿崎芽実の最後の振り返りも印象的に映った。
2日目のエンターテインメントコーナーのMCには荘口彰久が登場。特技紹介ではサッカーが好きな影山優佳にエアーリフティングを要求し、そのまま柿崎芽実にもエアー新体操を要求。二人の見事なエアー特技コラボが披露された他、佐々木美玲が得意な中国語での童謡「ぞうさん」を歌うと、佐々木久美が一人爆笑する姿もあった。
タップシューズへの履き替えでは、1日目に滑って遊んでいた高本彩花が転びそうになり佐々木久美にしがみつく場面も。タップダンスの全員練習に高瀬愛奈が得意そうな様子を見せると隣の長濱ねるは上手くリズムが合わず苦笑。そんな長濱は「ひらがなけやき(けやき坂46)は、ライブが得意だぞって言えるくらいがんばります！」と全国ツアーへの意気込みを語った。
場面転換の間には荘口彰久から今後ステージでやってみたいことなど、メンバーへの事前アンケートの結果について話され、多くがバク転やアクロバットと答えていることが明かされた。影山優佳・高瀬愛奈・井口眞緒の3人の答えがバンドと話されると会場からは大きな反応。東村芽依は大道芸、齊藤京子はテーブルクロス引きとのこと。
再びライブとなり『手を繋いで帰ろうか』では、2階に現れた齊藤京子、高本彩花にセリフが追加されており、より分かりやすい演出へと変化。そしてやはり今回も高本は齊藤の頬にしっかりとキスをする。そのまま楽しい雰囲気の中『ABC』では、うさぎ跳びのように回る場面で、井口眞緒がしりもちをつき、まわりのメンバーも笑顔。
新曲『僕たちは付き合っている』から長濱ねるセンターの『サイレントマジョリティー』が終わるといよいよ最後の曲となる『誰よりも高く跳べ！』へ。
思わず佐々木美玲が嬉しそうに高瀬愛奈と笑顔を交換すると、加藤史帆からも堪えきれない笑顔がこぼれ始める。
2日間、ここまでメンバーを見守るような表情だった長濱ねるからも抑えられないといった笑顔が見え、会場に幸せが溢れる最高の瞬間となった。
本編終了からアンコールがかかると、Tシャツに着替えたメンバーがにこにこしながら再びステージに。加藤史帆がタオルについて説明するが、会場に自分のタオルを見つけると嬉しそうにはしゃぐ。
全国ツアーについて長濱ねるは「一番好きなのはラム肉だと気付いて。」と話すと井口眞緒の「私も。」の声の中、北海道でラム肉をみんなで食べたいと語る。影山優佳の「カルビが好き。」の言葉には佐々木久美が「お子様。」とからかいじゃれあう。
そんな暖かい空気の中、振コピのペンライトは46度とメンバーの細かい指示もありつつ『 W-KEYAKIZAKAの詩 』。会場全体が欅坂46・けやき坂46の緑に包まれ、それぞれに充実した気持ちを浮かべながらこの2DAYSの成功をしみじみと受け取る。やはり柿崎芽実はこみ上げてくるような表情。
やがて大団円を迎えると、けやき坂46ワンマンライブはメンバーも会場も楽しさと幸せの中、幕を下ろす。佐々木久美の言った「忘れたくても忘れられない」素晴らしい2日間。長濱ねるやメンバーの笑顔がそれを物語っていた。
■SET LIST
01. ひらがなけやき
02. 世界には愛しかない
03. 二人セゾン
04. 青空が違う
井口、潮、加藤、齊藤、佐々木久、高本
05. 僕たちの戦争
柿崎、影山、佐々木美、高瀬、東村
06. 手を繋いで帰ろうか
07. ABC (The Jackson 5カバー)
08. 僕たちは付き合っている
09. サイレントマジョリティー
10. 誰よりも高く跳べ！
ENCORE
EN1. W-KEYAKIZAKAの詩
■けやき坂46全国ツアー決定！
ワンマンライブで発表された全国Zeppツアー。
スタートは5月31日(水)Zepp Nambaから。
詳細は後日オフィシャルサイトなどにて発表される。
■LINK
欅坂46・けやき坂46 OFFICIAL SITE：http://www.keyakizaka46.com
