2017年12月15日、都内にて2017年を象徴するLINEクリエイターズスタンプを選出・表彰する「LINE Creators Stamp AWARD 2017」の授賞式が行われた。
表彰される部門はグランプリ、準グランプリ、新人賞、特別賞の4部門。期間内に選出されたスタンプの中から、ダウンロード順でTop20を選出し、グランプリ、準グランプリはユーザー投票にて、また新人賞、特別賞はLINE社が選定が選定する。
会場にはノミネート作品のクリエイターたちやうさまるとぶたたも訪れ、終始なごやかな雰囲気の授賞式となった。
■LINE Creators Marketの歴史
時間となるとまずはLINE Creators Marketの歴史から振り返る。
2014年5月8日、クリエイター支援を目的として391セットからスタートしたスタンプも、現在は60万セット。100万人以上のクリエイターの登録など発展を紹介すると、LINEスタンプの歴史へと続く。
初年度となる2014年は使いやすさと伝えやすさに特化したもの、そして2015年はカテゴリを表すようなものへと進化が進む。「方言」「敬語」や、田辺誠一など芸能人がクリエイターとして描く「芸能人スタンプ」など紹介されると、今回新人賞にノミネートされている「芸能人スタンプ」ということで、でんぱ組.incの夢眠ねむ全面プロデュースによる「たぬきゅん」と夢眠ねむからのビデオメッセージ。
「よろしくお願いします!」とこれからや受賞への意気込みが伝えられると、続いては「月間MVP制度」といった施策も紹介される。2015年のアワードについては利用者数の増加もあり、老若男女幅広く愛されるスタンプがグランプリを受賞していくこととなった。
2016年からはさらに進化し、より個性的なスタンプが登場。表計算ソフトを使ってデザインする当時72歳のSeijiTazawaのスタンプが紹介されると、ここで本人も登壇。70歳の退職から新しいチャレンジとしてPCで絵を描き始めると、孫からの勧めでスタンプと出会ったとのこと。
ここからさらに歴史は続き「吹き出し」スタンプから、動く「アニメーション」「写真」とさまざまなサービスが加わっていく。また「クリエイターズ着せかえ」や、「LINE Creators Festa」といったイベントなど、スタンプを超えて、さらに広がる姿を紹介した。
2016年のアワードでは個性的なスタンプも多い中、カナヘイによる「カナヘイのウサギがいっぱい」とやはり多くのファンを獲得したスタンプがグランプリを受賞している。
いよいよ今年である2017年は「動く顔文字」「女性向け」から、またSNSなどで人気を博すクリエイターのスタンプも登場。そういったクリエイターの代表として、るるてあ、からめるがステージに現れるとSNSでのファンからの呼びかけから、LINEスタンプに挑戦したことを話す。そして、スタンプを通してまたさらに広く知られることや、そこから嬉しい言葉が届くことなど喜びを明かした。
すると、ここでLINEクリエイターズマーケットの今後について、ということで一部ではあるが「二次創作の解禁」を行うことを発表。第一弾として「東方Project」がその作品となることが明かされると、人気コスプレイヤーのえなこが登場する。コスプレを使った写真スタンプも解禁したいということでクリエイターとしてえなこにも期待していることが話されると、実施は来年春頃を予定していることも話された。
■「LINE Creators Stamp AWARD 2017」授賞式
歴史についてや、発表も終わると、いよいよ授賞スタンプの発表へ。
まず、特別賞は株式会社グレイ・パーカー・サービス「高須クリニック Yes! スタンプ」が受賞。
すると、お馴染みのBGMをバックに、ここになんとスタンプとして利用されている高須クリニック院長高須克弥が登場し、トロフィーを受け取る。嬉しそうな笑顔を見せると、喜びを伝えた。
続いて新人賞は先ほどステージにてコメントした、るるてあによる「コウペンちゃん」が受賞。
「みなさんのおかげです。それが励みになっています。」と受賞への気持ちを話す。
準グランプリにはヨッシースタンプ「うさぎ100% 夏」、もふ屋「ボンレス犬とボンレス猫」、decosmith「ぶたたのかしこまりスタンプ」が受賞。
会場に訪れていたもふ屋からは「応援してくださってる方に感謝です。」といった言葉が聞かれた。
そのまま各授賞が終わると、最後はグランプリ。ユーザー投票の中、グランプリに輝いたのはsakumaru「うさまる9」となった。
sakumaruは会場には来られなかったが「いつも楽しんでお仕事をさせていただいております。これからも便利で遊び心のあるスタンプを作っていけるようがんばります。」とメッセージが伝えられる。
会場からは暖かい拍手も起こる中、最後は受賞者たちがステージに並ぶと「LINE Creators Stamp AWARD 2017」はまた来年にむけての楽しみを携えつつエンディングを迎えた。
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