現役女子高生シンガーソングライター原田珠々華インタビュー!1stミニアルバム「はじめての青」制作から普段の姿まで

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2018年2月、所属していたアイドルグループ・アイドルネッサンスの解散を経て、ソロ活動をスタートさせた原田珠々華が、2019年4月24日に初のミニアルバム「はじめての青」をリリース。収録曲全7曲の作詞・作曲を手掛け、ゆっくりとシンガーソングライターとしての成長を見せる彼女に制作についてや、ここまでの活動について話をうかがった。

──よろしくお願いします。先ほどのイベント(4月27日のタワーレコード錦糸町パルコ店でのリリースイベント)の様子など見ていると、ライブ慣れのようなものも感じました。1人でのステージにこなれてきてような部分はありますか?

今も緊張はします。実は以前は緊張で立てないくらいだったんですよ。最初のころは大丈夫だったんですけど、色んな方が期待してくれているのがだんだん分かってきて、一時は自分がその期待に応えられる実力やポテンシャルがあるのかを考えて気持ちが落ちたりもしました。でも、「はじめての青」のリリースでライブとは違う、形が見えるものができたことで最近は落ち着いてきましたね。

──ソロでの1番最初のステージは「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」(FUJI YOKO STAGE)でしたよね。

緊張はしていたんですけど、アイドルネッサンスのライブなどに来てくれていた方が見守ってくださったので、むしろ久しぶりに会えた安心感がありました。

──久しぶりに加えソロでもありましたが、心境はいかがでしたか?

ふわふわした夢みたいな状態でした。その後のSKY STAGEは色んなお客さんを掴めればいいなと思っていて、トラブルもありましたが、逆にそれもよかったと言っていただけて助かりました。

──グループ時代、一緒にがんばってきたAISのみなさんからの声援もありました。

心強かったですね。でも、今年も出演させていただけるなら、アクシデント無く、色んな方を掴めるステージにしたいと思います。

※AIS:「AIS -All Idol Songs-」としてアイドルネッサンスに続き結成されたアイドルグループ。原田とはアイドルネッサンス候補生として活動をともにする時期も。

──なるほど、それではミニアルバム「はじめての青」についてですが、全体の音作りに関しては原田さんも意見は出されますか?

自分の思うアレンジのイメージなどはお伝えしつつも、基本はお任せしています。

──雰囲気はフォークやカントリーなどの要素もあり、今の10代だとなかなか触れる機会が無い音楽かと思いますが、原田さん自身も学びつつ、のような部分もあるんでしょうか?

そうですね。そういうのをきっかけにテイラースウィフトさんなど聴き始めたりもしています。作曲の時点ではアレンジはあまり意識はせずに、その後アレンジャーの山本幹宗さんと進めていく、という感じです。

──ライブなど楽曲自体が体に馴染んでくることで変化はありますか?作曲の経験や自分が演奏するということもありつつ。

ミスをよく受け取るのは甘えみたいな感じで良くない気もするんですが、あまりとらわれ過ぎなくてもいいのかなとは思うようになりましたね。

──では、バンドでのステージもありますが、アイドルグループとの共通点についてはいかがでしょう?

同じようにも思っていて、目を合わせたり、タイミングだけじゃなくて心も合わせられたり、近い部分はありますね。

──それでは作曲についてもおうかがいしたいんですが、きっかけはなんだったんですか?

ソロを始めるにあたって3曲に1曲くらいは自分で作詞や作曲をしたいなという程度で、最初はどなたかにお任せしようと思っていました。でも、やりたいこともたくさん出てきて、曲を作り始めたことをスタッフさんに話したら「いいね」って言ってもらえて…。それが『今年の夏休みは君とデートに行きたい』だったりするんですけど、そういう感じで気づいたら任せて貰えるようになった部分もあります。

──バラエティに富んだ楽曲の並びなので初めてということに驚くんですが、曲は自然な流れで出来上がっていくんですか?

自然ですね。鼻歌というか、頭の中でできたものが形になっていきます。

──つまづくことも?

ありました。他の方と比べて自分の曲が薄っぺらく聴こえてしまったり。メロディも歌詞も16歳感があるなと。

──16歳感をご自身でですか?しかし、そういった部分も一つの魅力だと思います。特に難しかった曲はありますか?

『Fifteen』は結局はあの形ですんなり決まったんですが、そこにいくまでにいくつか案がありました。大事な曲になると感じていて変にネガティヴになったり、でも明るくもしたくて、試行錯誤しましたね。

──そういう時の解決策はありますか?

浮かぶのを待つしかないなって(笑)浮かんでしまえばすんなりできるので。

──最終的には自分が決定するしかないことでもありますよね。では、作詞・作曲ときてアレンジにも興味はありますか?

いずれ自分でもできればと思います。今も少しずつ勉強中で、楽しいです。

──今後楽しみなところですね。ミニアルバムのタイトルの「はじめての青」は、やはり青春ということですか?

青春のイメージもありますし、アイドルネッサンスの衣装が白で統一されていたということもあって、青い色を重ねて新しい色にしていくようなイメージです。

──青には何かを象徴するような意味も?

『Hero』の歌詞にもあるんですが、解散ライブをした後に空がすごく青く感じてから青が好きになって、自分の中で特別な色になっていることに気づきました。瑞々しさもあるし、この世代の色っぽいですよね。

──現時点で青にいるという。

アイドルネッサンスが終わった時に青春は終わったと感じたんですけど、今も青春しているなぁと感じるんです。同じ青春は二度と来ないけど、新しく始めることはいつだってできると、今は本当に思います。

──その通りだと思います。それでは少し視点を変えて、MIKANでは“カワイイ”を紹介するWEBサイトでもあるんですが、原田さんはアイドル/シンガーソングライターということで、カワイイと言ってしまってもいいんですか?

それは顔ですか?性格?(笑)でもアイドルとかシンガーソングライターっていうのはみなさんにお任せしています。音楽をやっていることに変わりはなくて、見せ方が違うだけなので、カワイイって言っていただいても。

──SNSでカワイイ系のお写真も拝見します。

言われるのが目当てだったりもします(笑)言われると嬉しいですね。

──では、お休みの日はどういう過し方ををしていますか?

私は基本アウトドアなんです。

──え?そうなんですね。

家に防音室があるんですけど、暗闇の中で携帯だけ見ていたりすることがあって、そうしていると病むので。

──目も疲れちゃいそうですね。

悩むというか、一つの疑問に集中しすぎちゃって答えがないところまで行っちゃうというか。それを避けるためもありつつ、1人で出かけるのも好きなので、例えばこのレストラン行きたいと思ったらすぐ出かけます。そういうところで曲ができる時もありますね。

──趣味というと何かあったりしますか?

趣味はあまりないんですけど、でも最近は純喫茶に行くことですかね?

──どういうところが魅力?

昔に戻ったような暖かみとか、本来の時間のあり方が分かるような気がします。何も考えずにいられてすごくいいなって。

──純喫茶で決まって注文するメニューはありますか?

クリームソーダ。かわいいクリームソーダがあるお店は行きますね。

──レトロな物が好きなんですかね?

そうですね。ネットやスマートフォンが普通の世代なので、今ごろになって帰りたくなる。逆に同世代の子たちが何にハマってるかが分かんないですね。あ、でもバンドのライブも好きです。

──楽曲から絶妙な軽やかさを感じるんですが、そういう部分もポイント一つなのかも。

それが嫌だったりもすれば、好きになれたりもするんですけど、自分が作るのはそれなんだから好きなんだろうなと思います。

──ここまで音楽を通して見えてきたものなどはありますか?

音楽は本当に人と比べる必要がないということですかね。

──それぞれが違う魅力を持っていますよね。それでは最後ですが、この夏はどう過ごされますか?

観るのもやるのもライブにたくさん行きたいですね。色んな体験をしたいです。

──インタビューの最後に目標をたずねることがよくあるんですが、ここまでお話をうかがっていると、原田さんは目標というより今を感じることが重要なようにも思えます。

でも、横浜アリーナは一つの目標にしています。アイドルネッサンスの時に立ちたかったけど、立てなかった場所。悔しかったので、立ちたかった場所には全部立ちたいですね。

──それが新たな青春なんでしょうか。少し憧れますね。本日はありがとうございました。

原田珠々華の初ミニアルバム「はじまりの青」の初回限定版には香川県高松市で写真家・岩倉しおり撮影による32Pのフォトブックレット付となっており、こちらも評判を呼んでいる。またデジタルリリース、サブスクリプションサービスなどでも配信中。

■原田珠々華 1st Mini Album
「はじめての青」
発売・販売元 タワーレコード株式会社

通常盤(CD Only)
TRJC-1084 2,300(税別)

初回限定盤(CD+32P フォトブック付)
TRJC-1085 3,700(税別)

収録曲
1. ハジマリのオト 作詞:原田珠々華 作曲:原田珠々華・山本幹宗 編曲:山本幹宗
2. Moon Light 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗
3. プレイリスト 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗
4. 今年の夏休みは君とデートに行きたい 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗
5. Fifteen 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗
6. 聞いてよ 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗
7. Hero 作詞・作曲:原田珠々華 編曲:山本幹宗

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