清水崇監督最新作『犬鳴村』出演、大谷凜香さんにインタビュー!『ポケんち』のあの子がホラーで魅せる

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2020年2月7日より、公開中の映画『犬鳴村』。

SNSやWEB上で恐怖体験の話題が絶えない日本最凶の心霊スポット「犬鳴村」を題材に映画化されたこの作品は、世界が認めるJホラーの第一人者・清水崇さんを監督に据え、『ダンス・ウィズ・ミー』で主人公をチャーミングに演じた三吉彩花さんをヒロインに、フレッシュな若手からベテランと実力派の俳優陣が集結。

三吉彩花さんを筆頭に、若手には坂東龍汰さん、古川毅さん、宮野陽名さんと名前が連なる中、今回、MIKAN編集部では『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京)にレギュラー出演ほか、モデルやバラエティ番組でも活躍し、また映画『ミスミソウ』では戦慄な女優デビューを飾った大谷凜香さんにインタビュー。

今回演じる役どころや撮影現場での体験、また大谷さん自身についてなどお話をうかがいました。

写真・文:MIKAN編集部

映画『犬鳴村』西田明菜役について

──まずは今回演じます「西田明菜」の役どころについて教えてください。

森田奏(三吉彩花さん)の兄・森田悠真(坂東龍汰さん)の恋人で、悠真と2人で配信するYouTubeの企画として心霊スポット「犬鳴トンネル」に足を踏み入れていきます。

──場所は実際に存在する場所。

福岡県に実在していて、「旧犬鳴トンネル」という場所が心霊スポットとして有名です。この映画のお話を聞いたタイミングではその存在を知らなかったので、インターネットで検索して色んな情報を見ました。SNSでも同世代の子たちが訪れていて心配になりましたね。

──大谷さん自身、訪れたりは?

私は訪れてはいないんですが、清水監督や先日福岡県のプロモーションで三吉彩花ちゃんと古川くんが、そこに近い廃校で上映会をやって。その時に新しい方の「新犬鳴トンネル」は通ったみたいです。映画の中では本物の「旧犬鳴トンネル」が映る場面もあります。

──『ミスミソウ』に続いて、バイオレンスやホラーといった作品への出演となりますが、女優としてどう感じていますか?

でも、わたしも青春っぽいキラキラした学園モノとかラブストーリーに出たいんですよ(笑)ホラーが続いたっていうのは、やっぱり縁があるんですかね?

──表情が印象的なのかもしれませんが、映画『犬鳴村』の出演経緯はオーディションですか?

オーディションではなくて、『ミスミソウ』の出演を観ていただいてのお声がけでした。ちなみに清水監督の娘さんが『ポケモンの家あつまる?』(通称:ポケんち)を観てくれていて、配役が決まってから監督が出演しているのを私だと気付いたらしいです。

──監督について、印象に残った演技指導などありましたか?

「可愛く叫ばなくていいよ」とリアルな叫び方を求められたのは逆に難しかったですね。それほど演技指導をされる監督ではなかったんですが、そこは印象に残っています。

──演技でストーリーを作るというより、編集で全体を作り上げていく部分もあるかと思います。

清水監督は編集でカットされるシーンも多いということで、冗談ですけど、他の方から「自分のシーンは残して欲しいって頼んだ方がいいよ」というアドバイスもいただきました(笑)でも、作品のためとはいえ、みんなで朝から晩までがんばって撮ったシーンを惜しみなく切ってしまうこともあるらしく驚きました。勉強にもなりましたね。

──ホラー作品といえばですが、撮影中何か起こったりはしましたか?

カメラが壊れました…。壊れたというか電源が落ちただけなんですけど、坂東くんが映像を撮っているカメラです。急に電源が入らなくなっちゃって…、ホラー作品だからそういうことが起こると、周りもその雰囲気になっちゃうじゃないですか?場所は犬鳴トンネルじゃないんですけど、そこもけっこう有名な場所らしくて、トンネルはやっぱりあるらしいんですよね。

──色んなところに心霊スポットはありますよね。

実は私の地元にもあるんですけど、そこを通り道だったので、とても怖かったです。

撮影現場について

──キャストのみなさんとはどういう雰囲気でしたか?

三吉さんは初めてお会いしたんです。最初、坂東くんと3人でロケ地までバスで向かっていて、坂東くんはフレンドリーすぎるくらいの方ですごく話しかけてくれていたんですけど、三吉さんは音楽を聴きながら窓の外を見ていたんです。それで、その姿が本当に美しくて。山道の木漏れ日がすごく映えていて…想像できますよね?

──もはやミュージックビデオのような。

そうそう!でも、役に集中していたりするかも知れないので話しかけられずにいたんです。お昼ご飯の時に坂東くんもいてようやくお話ができてからはお芝居の相談など「なんて優しいお姉ちゃんなんだろう」って。ふと横顔を写真に撮らせてもらったんですけど、何気なく撮っただけなのに美し過ぎて現場の人たちにも送りました(笑)そしたら全員が携帯電話の待ち受け画面に。

──それについては三吉さんは何かおっしゃられていましたか?

どうだったんだろう?引かれたかなぁ。でも、誕生日プレゼントはもらっちゃいました。

──切り替えて撮影に挑むような形で、普段は明るい現場だったんですね。

監督自体お茶目な方で、場をなごませてくれていました。ホラー作品ですが、空き時間は楽しくやっていましたね。

──メリハリがついて逆に演技に入りやすい環境とも言えますよね。

でも、高嶋さんがいらっしゃった時はさすがに緊張しました。あとは、私のおじいちゃん役が田中健さんだったんですが、本当に優しく接してくださいました。

──穏やかな雰囲気で素敵な方ですよね。それでは、大谷さんといえば『ポケんち』ですが、この現場ではポケだち=ポケモン仲間を発見できたりはしましたか?

私はポケモンをやっていたんですが、さすがにSwitchを持ってきている方はいませんでしたね(笑)ロケ地は電波が届かなかったので、長い空き時間用にみんなでやれるようなゲームアプリをあらかじめダウンロードしていました。

20歳を迎えた大谷凜香さんの素顔・これから

──それではゲームのお話も出ましたが、大谷さんの普段の生活についても教えていただけますか?

お母さんとは友達のような関係なので、一緒に出かけることが多いですね。映画を観たり、お母さんがSNSでご飯屋さんを見つけたりもするので。あとは上京してきている高校からのお友達と遊ぶことが多いです。

──成人も迎えられましたが、先日は晴れ着での取材もありました。

関連記事:『Seventeen』モデル紺野彩夏さんと『ポケんち』レギュラー大谷凜香さんが新成人の晴れ着を披露!二十歳の意気込みを語る
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実際の成人式には行けなかったので、あそこで髪型から何からがんばりました。選ぶのも自分が載っているカタログを見たりしながら(笑)

──あの晴れ着を選んだ理由としては?

そもそも黄色が好きで、千葉県佐倉市のひまわり畑もいつか行ってみたいんです。帯は当日まで分からなかったんですが、黒い帯があったのでピカチュウカラーだなと。

──成人式の代わりとも言えますが、引き締まる想いもありましたか?

紺野彩夏ちゃんとですが、メインでの囲み取材が初めてでカメラの数に驚いたし、スポーツ選手のような気分になりました。でも、結婚願望についての質問では自分も大人になったんだな、と思いましたね。

──実際、結婚願望は?

まだないです!遠い未来でいずれという気がします。両親が22歳で結婚しているし、うーん。結婚したら家でゲームもできなさそうじゃないですか?

──できるパターンもありますが、夫婦お互いに家事、育児と色々出てはきますよね。

私のお母さんの結婚が早くて、叔母が遅いんです。両方の話を聞くんですが、早いと遊べないし、遅いと体力的に厳しいと聞きます(笑)

──会見では親戚のお子さんの面倒見ていたというお話もありました。

大変です。まず朝5時とか6時に、お腹にダイブで「外いこー!」から始まります。お正月の宮城(大谷さんは宮城県出身)はめちゃくちゃ寒いのにですよ!?御飯時は「凜香の隣りじゃなきゃ食べたくない!」って、可愛いこと言うじゃんと思うんですけど、夜は髪を乾かすのも大変だし。結婚は…まぁ、まだいいですかね(笑)

──女優業に集中して。女優以外にもチャレンジしたいことなどあるんですか?

んー、でもやっぱり女優ですね。

──では、女優としてはチャレンジしたい役どころもありますか?

制服が着られる内は制服を着る役がしたいですね。高校生が盛り上がるような映画に一回は出演してみたいです。中高と野球部のマネージャーをしていたのでスポーツ物もいいですね。あとは医療系?小さい頃の夢が医者だったので。

──医療系と聞くと、『犬鳴村』もあるので、思わずまたホラー作品をイメージしてしまいます。

また血が(笑)『ミスミソウ』の時に血のりを浴びれば売れると言われたから、大人しく浴びたんですけど、それを信じているんです。今回も清水監督の作品ですから、世界中から注目されると思いますし。

──事務所先輩の栗山千明さんもクエンティン・タランティーノ監督に起用されていますよね。

ご縁があるならぜひ!色んな人生を体験できるし、女優って本当に素晴らしいなと思っています。

──醍醐味とも言えますよね。それでは、最後に大谷さん的『犬鳴村』のポイントなどあればお願いします。

私の役どころは観客のみなさんに近い立場だと思うので、1番感情移入しやすいと思います。私の演技で気持ちも変化することを意識して演じましたので、恐怖を感じていただけたら!

──本日はありがとうございました!

■撮影風景・ANOTHER TALK

■映画『犬鳴村』公式サイト
https://www.inunaki-movie.jp/

■犬鳴村について

──あなたは日本最凶の心霊スポット“犬鳴村”を知っていますか?

九州に実在する最恐の心霊スポット・旧犬鳴トンネル。その近くには日本政府の統治 が及ばない集落“犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は決して戻れない、という都市伝説がある。村の入り口には、「この先、日本国憲法は通用せず」と書かれた看板が立てられており、旧犬鳴トンネル、及び周辺では、過去に事件が起きているという。また、書き込みサイトやSNSには村周辺を訪れた恐怖体験が今も数多く寄せられている。犬鳴村は、旧犬鳴トンネルの先にあると言われているが、現在はダムが建設され、日本地図にその痕跡は残っていない。これは単なる都市伝説なのか、真実なのか…!?

■ストーリー
臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」奇妙なわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死…。それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た…」突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか?全ての謎を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルに向かう。しかしその先には、決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった…!

■作品概要
<出演>
三吉彩花
坂東龍汰
古川 毅
宮野陽名
大谷凜香
奥菜 恵
須賀貴匡
田中 健
寺田 農
石橋蓮司
高嶋政伸
高島礼子

監督:清水 崇
脚本:保坂大輔 清水 崇
音楽:海田庄吾
撮影:福本 淳
プロデューサー:紀伊宗之 中林千賀子
主題歌:Ms.OOJA「HIKARI」(UNIVERSAL SIGMA)
配給:東映
制作プロダクション:ブースタ ープロジェクト

(C)2020 「犬鳴村」製作委員会

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