「読んだら、死ぬ。」がキャッチコピーのホラー作品、白石聖さん主演のオトナの土ドラ「恐怖新聞」が、8月29日からスタート。今回ポスタービジュアルが公開されました。
白石さんの顔や体に御経のようにまとわりつく新聞の文字。その脇に、目を見開いて驚く佐藤大樹（EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE）さんと、もの悲しげな黒木瞳さんの顔。全体がモノトーンのなか、まるで鮮血で書いたようなドラマのタイトルと、何か言いたげな白石さんの唇だけが赤くドラマの世界観を存分に表現した仕上がりとなっています。
本作は、未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生の、死と隣り合わせの悪夢を描くルール系ホラー。ヒロイン・詩弦役に白石さん、その恋人・勇介役に佐藤さん、そして演出を務める中田秀夫監督と4度目のタッグとなる黒木さんが詩弦の母・歌子役として登場します。
モニター上の写真に白石「オシャレになっちゃう問題（笑）」
ポスター撮影日、早朝からドラマの撮影をしていた白石さんがスタジオに現れたのは22時過ぎ。梅雨明け前、ロケだったこの日は雨に泣かされ、予定より2時間押しとなりました。疲れているはずなのにそれをおくびにも出さず、企画意図を聞くと次々とポーズを決めていく。片手にしたり両手にしたり、手を置く位置や顔や体の向きを少しずつ変え、さまざまバージョンを撮っていきます。目で怯えを表現する白石さんはゾッとするほど美しく「恐怖をテーマにファッションを撮る」というデザイナーの狙いを見事に体現していました。
この長い髪は、実はウィッグとなっており、ヘアメイクいわく、今回の白石さんの髪色に合わせて染めた人毛のエクステだとか。モニターで写真を見た白石さんは「髪の毛が長いと自分じゃないみたい」と言い、文字をマッピングする前の、化粧品の広告のようなビューティー写真に「オシャレになっちゃう問題」と笑いました。最後4枚まで絞られた写真には「私もこのなかだったらどれを選んでもらっても満足。どんな感じになるのか楽しみにしています」と笑顔でスタジオを去りました。
白石、中田組初参加にドキドキのクラインクイン！
クランクインは7月中旬、京都の御室仁和寺（おむろにんなじ）駅からスタート。全スタッフがマスク着用のなか、主演の白石さんがフェイスガード姿で登場。拍手で迎えるスタッフに「よろしくお願いします」と全方向に何度も頭を下げていく。その表情は、連ドラ初主演だからか、それとも中田監督率いる中田組初日だからか、はたまたコロナ対策によるいつもと違う現場の雰囲気からか、少し緊張気味の様子でした。
挨拶を終えた白石さんに、中田監督が演出。ファーストシーンは電車に乗ってきた詩弦が駅ホームに降り立つ場面。
中田監督が「ここのテーマとしては…」と身振り手振りで説明し、自ら歩いて見せたりしながら白石さんに動きをつけていきます。駅では電車を止めることなく撮影しているため、時折「カンカン…」という踏切の警報音も。白石さんは中田監督が発する言葉を一言も逃さぬようにと真剣に耳を傾け、電車の発着時間があるなか集中して演技をしていました。ちなみに、白石さんの一番近くで話をする中田さんはフェイスシールドとマウスシールドと二重の対策。
黒木と監督のアイデアバトルの末に生まれた“歌子のクセ”とは…。
続いて詩弦の実家の撮影。すでに母・歌子役の黒木さんと、父・蔵之介役の横田栄司さんらがスタンバイするなか、白石さんが合流。詩弦は一人暮らしの際に喧嘩して以来、父と仲違いしていたが、恐怖新聞に父の死を予言されたため、それを止めようと久しぶりに実家を訪れた、という設定です。
中田組常連の黒木さんは、ほどよい緊張感と安心感のなか現場を楽しんでいる様子。本作では、歌子の潜在的な意識を象徴する意味深なクセが度々登場しますが、元々、台本に書かれていたのは「バブルシートをプチプチする」というもの。しかし中田監督が何回かやっても様々な撮り方が出来るクセはないか？とスタッフをはじめ黒木さんにも相談すると、「よく子どもの頃にやっていたのは、嫌なことがあると…」という黒木さんの提案が採用されました。監督とのアイデアバトルの末に生まれた“歌子のクセ”とは…？
佐藤「久々の明るい髪色に気分が晴れています」
詩弦の恋人・勇介を演じる佐藤さんはこの日、一人でクランクインを迎えました。詩弦の実家兼喫茶店『君影草（きみかげそう）』を訪れるも「休業中」の貼り紙が…というシーンは中田組に代わり、服部大二監督率いる服部組の登場。どの組であろうと俳優陣は本番直前までフェイスシールドを外さずにいるので、もはやフェイスシールドは俳優にとって、本番に向かって心を切り替えるひとつのスイッチになっているかよう。
かなり明るい茶髪をしていた佐藤さんに、監督やプロデューサーの指示でその髪型にしたのかを聞くと「台本に“茶髪でピアス”とあったので自分なりにイメージした髪色にして写真で伝え、その上で実際お会いしたら、今のままでいいよ！とすんなり受け入れてもらえました。基本的にはいつも明るめの髪色だけど、ここ最近は映画の関係上、真っ黒にしていたので久々に明るくして気分が晴れていますね」と笑顔で語ります。
ここで紹介したシーンは、佐藤さんを除けば、第1話で登場となります。オトナの土ドラ29作目にして初ホラーとなる本作。王道から意外性のあるホラーまで、さまざまな“怖さのオーケストラ”を奏でる『恐怖新聞』は、8月29日の初回放送です。
■第1話あらすじ（8月29日放送）
一人暮らしを始めた小野田詩弦（白石聖）。初日の深夜零時に玄関の扉を乱打され、新聞受けに入れられた「恐怖新聞」。そこには数日後、若い女が墜落死するという記事が…半信半疑の詩弦だったが数日後に自殺を目撃、その光景はまさに恐怖新聞で見たものだった。その後も届く新聞に詩弦の父・蔵之介（横田栄司）の死の予言…。父を救うため動く詩弦に自身の出生の秘密が迫る。息もつかせぬ怒涛の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く！
番組情報
放送日時 ：2020年8月29日（土）23：40-
タイトル ：「恐怖新聞」
出演 ：白石聖 佐藤大樹 駿河太郎 横田栄司 片山友希 坂口涼太郎
猪野学 / 黒木瞳
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