ハコムス4周年記念の1stコンサートも癒しと安らぎ、そしてトキメキを カバー曲&オリジナル曲の昼夜2公演で彩った素敵な1日

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2018年7月29日、有楽町のオルタナティブシアターにてハコイリ♡ムスメ(以下ハコムス)による1stコンサート「カバー公演 ~青春の音符たち~」「オリジナル公演 ~私たちの宝バコ~」が開催。

今回のコンサートは結成4周年を記念したハコムスの1stワンマンコンサートとなっており、昼公演「カバー公演 ~青春の音符たち~」はハコムスが今までカバーしてきた80年代・90年代のアイドル楽曲、夜公演「オリジナル公演 ~私たちの宝バコ~」は全曲オリジナル楽曲を披露する。

カバー公演のオープニングアクトには「柳♡箱」のコラボユニットでも活動をともにするレーベルメイトのRYUTistが登場し、記念すべきこの一日に花を添えた。

本編はメンバー星里奈が一人登場し朗読からスタート。

ひざ丈ほどのスカートが清楚かつキュートな純白の衣装のメンバーたちが合流すると『ティーンエイジ・セレナーデ』を披露し、直前に行われた地獄の夏合宿の成果からか、さらに伸びやかに響く歌声を聴かせる。『はんぶん不思議』に続くと、ダンスにも磨きがかり、着席での観覧する観客からもため息がこぼれる。

MCではそれぞれ挨拶すると記念の舞台に緊張の様子も見られるメンバーだったが、観客からの暖かい声援も届けられる。

『抱きしめて』『少女時代』『陽春のパッセージ』と女の子の甘酸っぱい気持ちが表現された3曲が披露されると、『アンブレラ・エンジェル』から『ストローハットの夏想い』まで夏の切なさを思わせる4曲へ。続いて夏の元気さを『レモンドロップ』『海へ行こう~Love Beach Love~』で歌い、やがて会場の熱も上がっていく。

一つ一つがオリジナルへの敬意を込め大切に表現されるとライブは後半、『夏休みは終わらない』は力強く、『Be My Diamond!』は感動的な瞬間に。

最後のMCにてリーダー我妻桃実は「4年前の結成時からカバーをさせていただいていて、それが100曲を超えてもカバーって難しいなって思いながらやっています。カバー曲には歌っていた人の歌に対する気持ち、その曲が好きだった人の気持ち、どんな時代背景だったか。そういうものを考えながら歌っているとすごく重みを感じてしまうんです。」とカバー楽曲への想いを語る。

原曲歌手との共演や、対話の機会が増える中「私の大切な歌だから大切に歌い継いでくれるとすごく嬉しい。」という言葉をもらうなど嬉しい気持ちも話しつつ、「私たちの想いやこれから綴っていく思い出も重ねていきたい。」と、最後は、その曲からまた、ここから先の思い出もファンとともに作っていきたいと結んだ。

そんな気持ちを込め、ラストは『なかよし』。会場も大きく手を振り、笑顔で彼女たちの姿に応えると昼公演は終了し、メンバーも曲の余韻からか優しい笑顔で手を振った。

■Gallery

夜はオリジナル楽曲を披露する「オリジナル公演 ~私たちの宝バコ~」。アイドルソングカバーもありつつ、少しずつリリースを重ねてきたオリジナル楽曲たちで開かれるコンサートは特別な時間となり、ハコムス、観客ともに思い出深い公演となった。

オープニングは初披露となるストリングスが優雅なOVERTUREで我妻桃実、阿部かれん、吉田万葉の3人がバレエを披露する。そのまま『エトワールを夢みて』で熱のこもったボーカルを聴かせると『星降る夜の招待状』でキラキラとしたステージを見せていく。

一人一人が挨拶をすると、夜公演ではリラックスした表情でオリジナル楽曲たちについて大きなテーマとして“なつかしかわいい”と“季節”というものがあるという説明も。そのまま『微笑みと春のワンピース』『ハコいっぱいのプレゼント』『さよならのプリエール』と披露されると、メンバーがステージから降りる。そこに塩野虹がステージに現れ「森に迷い込んじゃったみたい。」と演劇パートへ。

空からの不思議な声との会話の中、塩野は「バレリーナになることが夢なの!」と語るが、現状への不安も吐露する。そんな塩野を優しい声が励ますと、少し明るさを取り戻し家路に。入れ替わりで我妻桃実、阿部かれんが道に迷っている様子を演じる。迷い道に悩む二人に、再び不思議な声が「迷った時は自分を信じて。」と伝える。明るさを取り戻した二人はやがて仲間の元へ帰っていく。

示唆的な場面にそれぞれの想いが巡ると『レモネード・キッス』のイントロが流れ、再びライブへ。新しい夏衣装に着替えたメンバーがさわやかに舞台を彩ると『アンバランスなサマー』からは、新衣装について“昭和の日本の夏”などテーマや、丈の少し長いスカートについて話される。

ライブは進み『乙女はびっくり箱』『VIVA!トロピカル・サマーウォーズ』から『夏に急かされて』と、元気な曲が3曲並ぶと、ここで新曲2曲を発表。

『渚でロ・マ・ン・ス』は8cmのCD時代をイメージしたサウンドで作られ、『あの夏のリグレット』ではボサノバに挑戦とのこと。『あの夏のリグレット』は2017年の夏のオリジナル曲『真夏の恋のファンファーレ』の続編となっているということでそちらにも注目となっている。

やがてライブも終盤となりメンバーも汗が溢れる中、『真夏の恋のファンファーレ』『Let’s Party Time!』が披露されると、最後のMCでは我妻桃実が、当初夏休み限定のユニットとして始まったハコムスの4周年を振り返る。

「歌って踊るっていうのを人前でやったことがなかったから、アイドルって大変なのねと1期生のみんなで思っていました。」というところからはじまり、感じていたアイドルを続けることの難しさを打ち明けると、会場の観客に「こんなにたくさん応援をしてくれるみなさんの大きな愛情を受けて、4年間も続けることができました。」と1stコンサートを開催することができた感謝の気持ちを伝える。

「ハコイリ♡ムスメというのは今ここにいる8人だけではないと私は思っているんです。卒業生もそうだし、応援してくださるみなさん、ハコイリ♡ムスメのことを好きだったなっていうみなさん、スタッフさん、カバーをさせていただいているアーティストやその曲を好きだったみなさん、数えきれないくらいの方の時間とか思い出というのが、ここに集まって形になっているんじゃないかなと感じています。」と続けると、ここからの未来にもつないでいけるようなグループでありたいという言葉のまま、1stコンサートのラスト曲となる『旅をつなげて』を歌う。

やり切ったような表情のメンバーに観客の大きい拍手も届き、充実した雰囲気に会場が満たされる。最後はメンバーから「ごきげんよう!」の挨拶で、再び一層大きな拍手が起こり、ステージにも客席にも笑顔があふれるエンディングとなった。

■Gallery

■SET LIST
<カバー公演 ~青春の音符たち~>
※右は原曲歌手
01. ティーンエイジ・セレナーデ/里中茶美
02. はんぶん不思議/CoCo

03. 抱きしめて/チェキッ娘
04. 少女時代/斉藤由貴
05. 陽春のパッセージ/田中陽子

06. アンブレラ・エンジェル/おニャン子クラブ
07. 眩しくて/Qlair
08. 泣かないでエンジェル/Qlair
09. ストローハットの夏想い/斉藤由貴

10. レモンドロップ/アイドリング!!!
11. 水平線でつかまえて/三浦理恵子
12. 海へ行こう~Love Beach Love~/チェキッ娘

13. 夏休みは終わらない/おニャン子クラブ
14. Be My Diamond!/ribbon

15. なかよし/上田愛美

<オリジナル公演 ~私たちの宝バコ~>
01. エトワールを夢みて
02. 星降る夜の招待状

03. 微笑みと春のワンピース
04. ハコいっぱいのプレゼント
05. さよならのプリエール

06. レモネード・キッス
07. アンバランスなサマー

08. 乙女はびっくり箱
09. VIVA!トロピカル・サマーウォーズ
10. 夏に急かされて

11. 渚でロ・マ・ン・ス
12. あの夏のリグレット

13. 真夏の恋のファンファーレ
14. Let’s Party Time!
15. 旅をつなげて

■LINK
ハコイリ♡ムスメ公式サイト:http://hakoiri-musume.com/
ハコイリ♡ムスメ公式Twitter:https://twitter.com/hako_musu

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