5月13日、東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN2017」にて、アイドルネッサンスによる「ハイレゾ・ミニライブ」が行われた。
「OTOTEN2017」とは全く新たなオーディオ展示会として、オーディオ機器だけではなくストリーミング配信やハイレゾなど、音源についても広く紹介する展示となっている。
各ブースでもゲストライブが行われる中、アイドルネッサンスは、アンプなどの高級オーディオブランドとして名高い、「ラックスマン」ブースでの出演となった。
会場には抽選に当選したアイドルネッサンスのファンに加え、オーディオファンも来場。緊張の面持ちのアイドルネッサンスが登場すると自己紹介の後は、ハイレゾ音源の『君の知らない物語』の視聴から。
なお、アイドルネッサンスはこれまでオリジナル曲を一切持たず、「名曲ルネッサンス」というテーマの元、ジャンルや時代を問わず古今の名曲をカバーする活動を行っており、『君の知らない物語』をふくめ、以下に挙げる『17才』『ベスデンダンク』『トラベラーズ・ハイ』の楽曲はカバー曲となっている。
高級オーディオによるハイレゾ音源体験からは、レコード、CD、ハイレゾ音源と3つのメディアを使った、楽曲『17才』の比較視聴を体験する。レコードについては司会者の「爪でひっかくだけでも音が出る。」という言葉に、メンバーは「すごい!」と驚きの表情を見せた。
3つ目となるハイレゾ音源の聴き終わりには、コメントを求められた比嘉奈菜子が「全部の音が鮮明に聴こえて、すごい。感動しました。」と答える。
続くライブパートではライブハウスなどでは定番のダイナミックマイクSHURE SM58からボーカルをとり、オーディオインターフェース、アンプを経て、ハイレゾ音源とともにスピーカー802 D3から出力される。

ダンスはせず、ボーカルのみに集中する形式でのパフォーマンスでは、ハイレゾ + ハイクラスの音響にメンバーも目を見合わせ笑顔を見せる。途中には自らの歌をしっかり聴きながら歌うことへの緊張感も口にしたが、いつもにも増して澄み渡る歌声はファンにとっても特別な体験となった。
ライブパートが終了すると野本ゆめかが「歌を大切にしているグループだからこそ、こういう機器にくわしくなれてよかったです。」と話す。
最後には、これまでカバー曲を歌ってきたアイドルネッサンスにとって初めてのオリジナル曲となる、Base Ball Bearの小出祐介作詞作曲による新曲『交感ノート』をハイレゾ音源で視聴。スピーカーに顔を近づけてしっかりと音に耳を傾けるメンバーのほほえましい姿もありつつ、イベントは終了となった。
・録音音源
MIKAN編集部では今回、参加者は録音可能という特別企画でもあったライブパートにて録音した音源をここに公開。スマートフォン内臓マイクでの録音となったが、それでもスネアのリバーブのかかり具合、ギターのカッティングやコード感、弦の響きなど、高級システム×ハイレゾ音源から生まれる明確さが伝わると思われる。
オケがクリアになった分さらに浮かび上がるボーカルのハーモニーの美しさもあり、ライブハウスなどの環境などが整ってくれば、今後のオケありきのライブにも期待が高まる。ぜひ未来への予感を感じてもらいたい。
・ベスデンダンク
・トラベラーズ・ハイ
使用機器:iPhone5s
使用アプリ:PCM録音
ファイル形式:WAV
サンプリングレート:48.000 Hz
ビットレート:24bit
■『交感ノート』MV
https://www.youtube.com/watch?v=cS7NIpdhrpw
■LINK
アイドルネッサンス OFFICIAL SITE:http://idolrenaissance.com/
OTOTEN 2017 OFFICIAL SITE:http://www.oto10.jp/