2023年6月8日（木）～11日（日）横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールにて上演される、劇団papercraft 第9回公演『人二人』。
今回、蜜柑通信では、本作にて主演を務める、NHK大河ドラマ「いだてん」やテレビ東京「クールドジ男子」への出演でも話題の俳優・清田みくりさんにインタビューさせていただきました。
作・演出を海路が務めた「私一人の概念が、ある日突然二人になった女」といったユニークな物語。出演についてや、清田みくりさん自身の素顔にも迫ります。
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『人二人』は設定に混乱？「観客のみなさんと同じです」
──『人二人』はとてもユニークな設定の舞台ですが、少し解説していただくとどのような舞台となりますか？
私以外の登場人物からすると別の人が突然現れたわけではなくて、「今までもそうだったよ？」という設定です。二人になって、“私”がやったことも全て“私たち”がやったこと、という生活になっていきます。
──舞台上に2人がいる場面もあるんですか？
あります、2人が同時に出てくる。2人で1人なんですよ。
──認識としても2人なんだけど、最終的な理解としては1人みたいな。
家族や周囲の人からも、「ずっとあんたたち2人で1人だったわよ」といわれるんですけど、主人公の“私”は受け入れられない。私も「なんだこれ？」ってなるんですけど、「なんだこれ？」となってる役としては正しいというか（笑）
──聞いていても、わかったようなわからないような感じ（笑）これは混乱しますね。
しますします！私だけがみんなと認識が違う役というのもあるから、余計に混乱します（笑）混乱するし信じられないし受け入れられないという状態になるから、観客のみなさんと同じです。
──そういう清田さんの感覚も観劇する時の面白いポイントですよね。
自分自身を紹介してみると「ドがつくくらい真面目」
──自分が二人になる物語にちなんで、清田さんを清田さん自身に紹介してもらいたいなと思うんですが。
清田はですね、ドがつくくらい真面目で、それでいてのんきです。真面目さで言うと、中学の時は自転車通学だからヘルメットをしなくちゃいけないんですけど、みんなが前髪とか気にしている中、私はガッてアゴまでしっかり締めておりました。
──自転車通学だったんですね。思い出などありますか？
文化祭の日にちょっとおめかしをしてたら、遅刻しそうになって、いつも10分かけてた道のりを3分で行けた…っていう。
──（笑）
でも、本当にルールというものを破りません
──ルールが負担に感じることはないんですね。
今のところはルールを守ることを負担に感じたことはないですね。
──本当にド真面目というか。
そのせいか、最近、「もっと大人しいと思ってた」と言われました。もっと無口な人だと思ってたって。
──今、話してる感じからは、すごく元気な方にも思えます。
そうですね。笑い声が大きいとは自分で思います。量より、大きさ的にうるさいんです（笑）
──友達とだけいる時は、喋る方だったりしますか？
喋らないです。
──気を許してる子たちでも？
喋らないです。
──本当に声量だけなんですか（笑）
普段はインドア派？最近気になる“キュルルン♪”とは
──休みの日は何をしてるんですか？
休みの日は全然インドアです。ドラマや映画、アニメを見たりとか、友達と遊びに行くとしても映画…喋らない時間がありますね。あ、でも最近はアスレチックに行きました！0か100なんだと思います（笑）
──すごく静かな時と、すごくアクティブな時があるんですね。今好きなものや気になってるものなどはありますか?
ギターを弾くのが好きなんですけど…まだ1週間目くらいです（取材当時）。でも毎日やってます！
──曲は何を練習しているんですか？
「夜明けと蛍」という曲と、NewJeansの「Ditto」です。「Ditto」はとりあえず楽譜がないとダメだと思っていっぱい調べてた時に、オシャレで難易度もそこまで高くなくて私のやる気が続きそうな曲という基準で選ばせていただきました。
──弾き語りをするんですか？
あ、歌わないです。
──（笑）ギターと、あと基本の質問ですが、好きな食べ物なども教えていただけますか？
最近食べるラー油が大好きなんです！
──食べたことはないんですが、味が濃い？濃いめの味が好きなんですか？
薄味が好きです（笑）お父さんが私の小さい頃にそれ食べてたんですよ。それでこの間、母が買ってきたのが冷蔵庫にあってちょっと食べてみたら…
──あの時はわからなかった美味しさが？
なのでちょっとハマってますね。
──全体的に渋い趣味の方が多いような気もしますね。
確かに。かわいいフリフリした格好とかはちょっとできないかも？“キュルルン♩”は無理かな…いやでも、最近20歳になって、逆にちょっと気になり出してはいます。
──“キュルルン♩”が気になり出してる…？“キュルルン♩”な役が来たらどうしますか？
“キュルルン♪”な役きたらもちろんやります！最大限“キュルルン♪”します！（笑）
──挑戦してみたい役などはありますか？
今までは等身大のマジメな学生役が多かったので、少し悪い子が気になります。治安の悪い子になってみたい。
──少しワイルドなタイプですね（笑）
あとは練習が必要な役。特技が決まってるとか、そういう役にはちょっと憧れますね
──練習が必要な役というのは真面目な性格という話に繋がるのかもしれないですね。しっかり努力するというか。それでは、最後になんですが、『人二人』かけてもう一人の自分がいるとしたら、清田さんが清田さん自身にメッセージを届けていただきければ。
一人で作業することが多くて大変だし、心が折れそうになるかもしれないけど、ずっと一人なわけじゃないので頑張ってください！と言いたいです。
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劇団papercraft 第9回公演『人二人』は、2023年6月8日（木）～11日（日）横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールにて上演。明るく話してくださった清田さんがどのような表情を見せるのか、注目です。
■劇団papercraft第9回公演『人二人』
2023年6月8日（木）～11日（日）
神奈川県 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
劇団papercraft公式サイト
https://gekidan-papercraft.amebaownd.com/
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