「アニメ“勝手に”応援プロジェクト」A応Pの中心メンバーであり、ソロとしてもさまざまな活動をしている巴奎依が、23歳の誕生日当日となる2019年1月5日に「巴奎依 23thアニバーサリー トーク&ミニライブ ~桃色哲学~」を開催。それを機に“桃色哲学”をイベント名としてソロイベントを不定期にてスタートさせる。
今回は4月6日に開催が決定している「桃色哲学~子うさぎ組 入園式~」に向けて、その“桃色哲学”について、内容から、その哲学についてもインタビュー。今後の展開や今考えていることなど語ってもらった。
──まずは“桃色哲学”のきっかけについてからお話いただけたらと思うんですが。まず、そのタイトルの意味についてお聞かせいただけますか?
元々、生誕祭をやりたいと言っていて、それができることになったので考えました。好きなものだけ集めて、自分の好きを凝縮した空間にしてやろう、と。ファンの方が求めている巴奎依と、自分の知っている巴奎依はけっこうギャップがあって、今まではその差を埋めつつだったんですけど、今回はスポーンと。
──自分を素直に見せていこうと。
この日は自分を押し付けちゃおうという意味で哲学にしました。哲学という言葉自体が好きなのと、グループではピンク色担当で好きな色でもあるので、その2つを合わせました。
──ピンク色は好きなんですね。
はい、グループでも、担当はピンクがいいなと思っていたらなれました。
──自身とファンの方とのギャップという点ですが、具体的に教えていただけますか?
これまでの活動からファンの方はアニメソングとかアイドルソングが好きで、それは私も大好きなんですが、一方でよく聴く音楽はまた違っていて、それは届けられていませんでした。アニメソングはA応Pでやっているので、生誕祭を機に、それとは違う個人の活動をしてみようと私の趣味を見せてみました。
──前回のセットリストでは大森靖子さんや清竜人さんなどの名前が並んでいますが、どういった部分に惹かれますか?
大森さんについては、私も日々かわいく生きたいと思っていて、自分がかわいくないと楽しくないし、その日の朝がかわいくないと1日がおしまいになってしまうタイプなんです。
──自分自身のかわいいを肯定していくような。
共感ですかね?清竜人さんは自由な感じとか、あと清竜人25が好きで、愛しかないハッピーな雰囲気がすごく好きでした。さみしい気持ちの隙間を埋めてくれるくらい愛の質量の大きいグループだったので、そこにハマってたんですね。あとは岡村靖幸さんとか、DAOKOさんとか。
──前回の“桃色哲学”で、その部分は初めてファンの方に見せたわけですか?
SNSで紹介していたりはしていたんですけど、歌ったりするのは初めてでした。
──ファンの方からの反響などいかがでしたか?
みんな知らない曲がくるっていうので警戒していたみたいです(笑)ちゃんと予習していてくれていて、今まで聴いたことがなかったけど興味が出たよとか、良い曲だねとか言ってくれたので、私がちゃんと嘘をつかずに選んだから伝わったのかなと思います。
──音楽以外で伝えたいことなどもあったんでしょうか?
テーマとしては私の好き勝手にする、というテーマがありました。生誕祭だったので、前半にトーク、後半にライブという形だったんですけど、イベントを続けていって自分の色を濃くしていきたいと思いました。
──続ける上でのコンセプトなどあれば教えてください。
巴奎依的見解であるっていうことが、一番大切にしたい部分です。今までは踊って歌ってというのが基本だったんですけど、歌に集中したり、振付がなかったり、アイドル的ではないステージにはなっています。
──少しアーティストとしての活動にも感じますが、作曲などにも興味があったり?
やりたいですね。今は少しずつ勉強をしていて、今は大学の講義を本にしたものを読んでいます。曲を作りたいとは思うんですけど、楽器を触ったこともないので。
──いきなり機材を買うとかではなく、基礎固めのようなところからアプローチするんですね。
それができたら次に進みたいなと思っています。音楽は聴く側だったので生み出し方がまったく分からず、まずは本を読んでいます。
──イメージしている音楽のジャンルなどありますか?
アコースティックなサウンドはあまり聴かなくて、電子音が好きです。DAOKOさんのサウンドに近くなるかも。
──なるほど、そうしましたら少し戻るんですが、“桃色哲学”としての目標などについても教えてください。
“桃色哲学”を続けていきたい。前回は生誕祭だったので、今回がある意味1回目になると思うんですけど、そのためにA応Pじゃなく、巴奎依のアウトプットとして幅を増やさないといけないなと思っています。
──副題の~子うさぎ組 入園式~はどういう意味なんですか?
ファンの方を子うさぎと呼んでいて、まだ子うさぎではない方にもこれを機に入園していただきたいので。あと、~子うさぎ組 入園式~にしたのは、シルバニアファミリーが好きなのもあるんです。去年ハマって、お家を買ったり、人形を買ったりしています。プレゼントでもシルバニアファミリーをいただいたり、逆にファンの方も買われたりして、A応Pの衣装を作ったりする方もいらっしゃるんですよ。その流れから今回の副題に。
──ゆくゆくはシルバニアパーク(茨城県:こもれび森のイバライド内)で“桃色哲学”開催も?
そうなんですよ。ロケに行きましょうってマネージャーさんと話していたんです。
──シルバニアファミリーの種類としては何がお好きですか?
「シルバニアファミリー ミニストーリー」ではショコラウサギちゃんが主人公なんですけど、みるくウサギちゃんが推しメンです。私は女の子しか買わないんですけど、バラのチャペルのセットにウサギちゃんとリスちゃんを立たせるという遊びをしています。
──それに関係した企画は考えていたり?
A応Pのイベントではお見せしたりしたんですけど、今は練っている段階ですね。
──なるほど、すると“桃色哲学”で具体的に巴さんが決定することはどの辺りになるんでしょう?
セットリストもそうですし、衣装も決めます。衣装はお店に行って歩きまわって決めるんですが、前回は1着の予定が、これ!というのが出てきてしまい2着になりました。
──前回の衣装に関しても教えてください。
前半のトークがピンク色のカワイイ系の衣装を着たいつも通りの巴奎依で、後半のライブはドレッシーに23歳の等身大としての巴奎依を表現しました。
──23歳の実感などはありますか?
A応Pでは下の年齢の子たちが入ってきて、今は上から2番目になりました。ツインテールでピンクでブリブリな自分でもいたかったのでお姉さんである必要はないかなとも思っていたんですけど、好みや服装の趣味なども変わってきて自然とお姉さんになってきましたね。ここ1、2年で変化してきたかも。
──“桃色哲学”は良いタイミングですよね。
自分の知らない自分を知れる場所かなとも感じています。ずっとふわふわ生きてきて、何がしたいとか、こだわりとかあるようでないような人間なので、探していきたいなというタイミングで、そこに踏み込めるイベントができました。
──ファンの方と探していく部分もあるかと思います。SNSでの反応などであらためて気づいたことなどありますか?
ソロで歌声をしっかり届けるのも初めてだったんですけど、選曲がバラードばかりというのもあって「こんな顔するんだ、こんな風に歌うんだ」という言葉を多くいただきました。ドレッシーな衣装で「これが等身大なんだな」というコメントが印象に残っています。
──等身大を見せるというのは怖い部分もあるかと思います。
生誕祭ということもあって、お祝いにきてくれている方たちばかりなので怖くはなかったです。反応も優しいものでした。
──テーマ性を持ってイベントを継続させるにあたって、今のファン以外の方への見せ方なども意識しますか?
歌っている楽曲を好きな方にも知っていただけるとありがたいですよね。前回は前回、今回は今回の時点での、巴奎依が好きなものなので、その変化も楽しんで欲しいです。
──それでは最後ですが、この“桃色哲学”を通しての目標などはありますか?
巴奎依というものを確立できればいいかなと思っています。憧れの人もあまりいないタイプですが、自分のやりたいことはあるので、理想の巴奎依に近づければ。
──これからも楽しみにしております。本日はありがとうございました。
巴奎依 トーク&ミニライブ「桃色哲学~子うさぎ組 入園式~」は2019年4月6日(土)東京カルチャーカルチャーcocotiにて開催。チケットは現在、一般抽選が2月22日(金)23:59まで受付中となっている。
■巴奎依 トーク&ミニライブ
桃色哲学 ~子うさぎ組 入園式~
日時:2019年4月6日(土) 開場18:00 開演19:00
会場:東京カルチャーカルチャーcocoti (東京都)
チケット:https://t.livepocket.jp/e/momoiro-tetsugaku_190406
巴奎依Twitter:
https://twitter.com/kei_tomoe
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