連載22年目を迎える克・亜樹原作の人気コミック「ふたりエッチ」が映画版として登場。「映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~」は2019年4月12日(金)に、「映画版 ふたりエッチ ~ダブル・ ラブ~」は5月10日(金)に、シネマート新宿にて連続公開する。
原作は奥手な新婚カップルが試行錯誤を重ねながらエッチを学んでいく姿を描いたラブコメディとなっており、1997年にヤングアニマルで連載を開始して以来、今もなお不動の人気作となっている。
今回はヒロイン・小野田優良を演じるグラビア、バラエティタレント、女優、そしてアイドルユニット「sherbet(シャーベット)」としても活躍する青山ひかるさんにインタビュー。作品や役どころについてうかがった。
撮影:ナンブトモノリ
文:MIKAN編集部
──「映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~」のヒロイン・小野田優良役が決まった時はどう思われましたか?
驚きすぎて信じられなかったです。事務所の方に「主演の映画が決まったよ」ということで詳細が届いたんですけど、5度見くらいしました。今回の原作「ふたりエッチ」は私にとっては、小学校の頃のエロ本だったんですよ。
──どういう意味ですか??(笑)
小学校6年生の頃中古屋さんでひっそりと読んでいました。
──その年ごろだと、どのように感じるんですか?
やっぱり当時はバカだったので「わーエロ本だー!」みたいなノリで。
──興味津々にというよりキャッキャしている感じで。
そういう意味で覚えていたので「え?」って。優良さんって全国の男子の憧れじゃないですか?大役だと思ってプレッシャーが…。
──なるほど。
私はどちらかというと普段は優良さんの妹の梨香っぽい性格なので、役に近づくためにどうしたらいいんだろうと思って大変でした。そして、私の中の最大級の可愛さを出そうという結論にいたり。
──どういった種類の可愛さでしょうか?
おしとやかで育ちが良さそうという意味で3歩下がるみたいな、奥ゆかしくしていこうと。私の中のパラメータを可愛さに全振り、ということを意識して、とりあえずネイルを変えてみたりしました。
──おしとやかさとは真逆に衣装は大胆ですが、それについてはいかがですか?
共演の窪寺昭さんにも驚かれたんですが、「そっか!」って。グラビアアイドルをやっているとそういうところの感覚が鈍るんですよ。映像の中だと普通に思っちゃって。でも、たしかに優良さんってすごく露出してますね。
──シャツのボタンが開きすぎていて驚きました。
作品的にも見せていこうというのがあったので(笑)普段の私服では全然しないです。
──たしかにSNSなどで拝見する青山さんの普段の服装は全然違いますよね。
むしろ巨乳さが分からないって言われますね。パーカーとかユルい服装が好きです。
──グラビアアイドルは女性らしさを出しているような方も多いかと思いますが、また違いますか?
少年を出していますね。
──いや、どういうことですか?(笑)
(笑)キャップをいつも被っていて、それに合う服装をしています。
──では服装もふくめ、今回の役と青山さんは逆のタイプということですが、それは演じやすいですか?
難しかったです。自分はサバサバしているので、素が出ないように声のトーンも上げて。
──作品的には、下ネタや性生活を中心とした会話が続きますが、その点はいかがですか?
学生時代を思い出しますね。中学の頃は男女でわけへだてなく面白くて、色んな話をしていました。
──というと下ネタは好きなタイプ?
当時はよかったんですけど、今はリアリティが出ちゃうのであまりですね。作品は中学生時代とか思春期の雰囲気も感じられると思うのでみなさんにはそれを思い出してもらいたいですね。
──どことなく保健体育の授業に近かったり。
グラフが出たり勉強になりません?あそこは笑っちゃいました。
──笑いますよね(笑)ちなみに作品内のキャラクターは中学生男子的ことで頭がいっぱいですが、こういった男性はいかがですか?
嫌いではないですけど、度合いによりますよね(笑)この作品の登場人物はかわいいと思います。別の舞台ではちょうど母親の役をやっていた影響で母性もわきましたし、優良さんも大人な考えを持っているので、真さんと優良さんはいい関係だなと思いました。
──2人が同じテンポで歩んでいくのも良いですよね。では、青山さんの恋愛観としては、どういう男性が好きですか?
私がけっこう奥手なので、引っ張ってほしいですね。デートに行く先も、ご飯も決めて欲しい。
──ご飯を決めた後で結局変えて欲しくなったり、みたいなことは?
それは無いですね。チーズケーキ以外は食べられないものがないので。
──チーズケーキがお嫌い?
チーズケーキだけ食べられないんですよ。ベイクドでもダメ。
──チーズは?
チーズは良くて、チーズが甘いのがダメなんですよ。チーズにレモンの味がするのが苦手で。
──どうしてなんですか?
分からないんです。チーズが甘いということを体が認識していないんです。嫌いなものが無いって言っていたんですけど、チーズケーキが流行っていた時に、立て続けにもらったことがあって、さすがにSNSで言ってしまいました。
──なるほど。では、受け身ということだと思うんですが、甘えん坊だったりはするんですか?
末っ子なので甘えたいです。周りで色々やってくれると安心します。
──普段についてということで趣味などについても教えてください。
オタクなのでゲーム、漫画、声優、コスプレ、大好きですね。最近だとあだち充さんの『MIX』がすごく良くて、自分の舞台も終わったタイミングでアニメも始まるのでゆっくり見れます。
──舞台と撮影も終わってというところですね。その2つの兼ね合いは大変でしたか?
稽古途中に撮影期間があって、また舞台に合流したのでちょっとわけが分かんなくなる瞬間もありましたね。映画、舞台とそれにグループ(アイドルユニット「sherbet」)のライブと本当に大変でした。
──たくさんの活動をされている状態は長く続いているかと思うんですが、慣れてくるようなことは…
無いですね。やり切るしかないというか、映画の撮影のすぐ後にイベントもあって舞台のセリフも、みたいな怒涛の日々でした。
──イベントではファンの方から何か言葉があったりしますか?
舞台もそうですし、映像は映像で楽しみにしてくれていますね。ありがたいです。今回の映画は健康的なエロだと思うので私も楽しく観ましたし、男女問わずみなさんにも笑って観ていただけたらと思います。
──それでは、最後に注目ポイントがありましたら。
逃げるシーンがあるんですが、テストでは全然うまく出来なかったんですけど、本番は思いっきりやって監督にめちゃくちゃ褒められましたのでそこを!
──表情などにも注目ということですね、本日はありがとうございました。
「映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~」は2019年4月12日(金)に、「映画版 ふたりエッチ ~ダブル・ ラブ~」は5月10日(金)に、シネマート新宿にて連続公開となっている。
■青山ひかる公式Twitter:https://twitter.com/hikaru06kon
■青山ひかる公式Instagram:https://www.instagram.com/hikaru0613kon/
「映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~」
<STORY>
小野田優良と真は、二人とも性体験が全く無い童貞・処女で、そのことを知らずにお見合い結婚した。お互い初心者同 士である2人は、初夜を迎えたものの、あまり上手には出来なかった。そこで二人は「本当の夫婦」を目指してエッチのステップアップを決心。すぐに果ててしまう真の為に、優良は妹の梨香からHなアドバイスを受けながら自分磨きを頑 張る。その一方、すぐにHばかりしたがる真に戸惑い始める優良。真は本当に私を愛しているのか?それともSEXがしたいだけなのかと。果たして二人は「本当の夫婦」になれるのか・・・。
「映画版 ふたりエッチ ~ダブル・ラブ~」
<STORY>
小野田優良と真は、二人とも性体験が全く無い童貞・処女で、そのことを知らずにお見合い結婚してから3年目。ある日優良が雑誌の占いをみて大騒ぎ。二人の相性が最悪で、真には突然異性が大接近するというのだ。そんなのくだらな いよと一蹴する真だったが、バリバリ仕事をこなし既婚者の落ち着きを見せる姿に社内の多くの後輩女子社員から言い寄られて“モテキ”を迎えていた。そんな社内に新卒で入社したのは、真が大学生時代に家庭教師として受け持ってい た菊地みゆきだった。実はみゆきは当時から真に想いを寄せており・・・。
<CREDIT>
【映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~】
出演:青山ひかる 佐々木道成 吉田早紀 大島正華 相良朱音 石田隼 久保瑛則 森本のぶ 水樹たま 窪寺昭
【映画版 ふたりエッチ ~ダブル・ラブ~】
出演:青山ひかる 佐々木道成 吉田早紀 大島正華 相良朱音 石田隼 久保瑛則 森本のぶ 澤井まどか 八条院蔵人 霜月めあ 武藤令子
原作:克・亜樹「ふたりエッチ」(白泉社「ヤングアニマル」連載)
監督・脚本:近藤俊明
製作:永森裕二
プロデューサー:飯塚逹介/向井達矢
原作協力:ヤングアニマル編 集部(白泉社)永島隆行/村松友貴
製作・配給:AMG エンタテインメント
2019年/日本/カラー/ビスタ
(C)2019 克・亜樹/白泉社・AMG エンタテインメント
公式HP:http://futari-h-movie.com
公式Twitter: @futari_h_movie