2019年7月には東名阪ワンマンライブツアー、そして8月30日(金)には4月6日のZeppTokyoワンマンライブの模様が収められたBlu-ray(予約限定生産・7月15日予約締切)のリリースと、この夏も歩みを止めないはちみつロケット。6月にはリーダーおよびセンターを務めていた雨宮かのんさんが卒業し、6人新体制へと大きな変化もありました。
そんな中、今回は、はちみつロケットの振付やダンスレッスンなどを担当しメンバーにも大きく関わるコレオグラファーのREI先生と、メンバー代表として森青葉さんにインタビュー。ZeppTokyo振り返りや新体制となった現状についてお話をうかがってきました。
文:MIKAN編集部
写真:ナンブトモノリ
<はちみつロケットメンバー>
澪風(みふう)
華山志歩(はなやましほ)
公野舞華(きみのまいか)
塚本颯来(つかもとそら)
播磨怜奈(はりまれいな)
森青葉(もりあおば)
雨宮かのん(あめみやかのん)※2019年6月8日卒
・ZeppTokyoワンマンライブ振り返り
──まずは2019年8月30日(金)にライブBlu-rayも発売される、4月に行われたZeppTokyoでのワンマンライブについてですが、REI先生はどう取り組まれていましたか?
REI:階段のあるような大きなステージって初めてだったんでしょ?
森:はい。
REI:なので、そこの見せ方をすごく考えました。
──階段というとオープニングはとても印象的でしたが、そこはやはり力が入りましたか?
REI:7人並ばせて上から登場させたい、というのがあったので横幅も増やしたんですよ。最初はサイドのステージまでの幅しかなかったので。
──そこを颯爽と降りられていましたが、森さんは登場の瞬間はいかがでしたか?
森:大スターになったような気分(笑)
REI:宝塚みたいだよね。
森:私の隣が華山志歩ちゃんだったんですけど、緊張で震えていてダンスもヨレヨレになっていましたね(笑)階段を降りている時は、いよいよはじまったぞという気持ちでした。
──色々準備もしてきたと思うんですが、そこで何か感じることはありましたか?
森:リハーサルとは違って、お客さんがいると自然と強くなれたような気持ちになり…(うなづきながら)スターでした。
──そうやってステージでのメンバーの姿を見てREI先生はいかがでしたか?
REI:当日のリハーサルでも歩幅やタイミングが合わなくて、ぶつかったりもしていたので心配でしたけど、一部の人をのぞいては大丈夫でした(笑)
森:(笑)澪風ちゃんが高い所が苦手で。
REI:そう。なので階段を降りる時に目線が下がっちゃうんですよね。前を向いて歩きなさいと言っていたんですがダメでしたね(笑)
森:駅の階段でさえ手すりが無いと降りられないくらいだし。
REI:下のステージ自体も高いので、ちょっと高すぎたかな(笑)
──確かにかなり高く作ってありましたよね。では、全体的な感想についてもおうかがいしていきたいんですが。
REI:ユニット曲は絶対に入れたかったので、塚本・森のユニットを入れられてよかったというのはありますね。ユニットやソロがあるとステージの幅も広がるので。
──ユニットはソースビューティー…
森:ソースビューティーとしょうゆダンディー。
──パフォーマンスはかっこよかったんですが、その名前ってなんだったんですか?
森:はちロケの音楽を担当してくださる方が、急に前日に言い始めて。
REI:呼び名の候補はいっぱいあったよね?
森:なんだっけ?私と颯来ちゃんが結構メンタルが弱いのでブルーハーツとか(笑)この曲はカッコいいのでソースビューティーとしょうゆダンディーに。
──そうするとREI先生が1番力の入った部分はこのパート辺りですか?
REI:そうですね、やっぱりダンスからユニット。それと『夜空にきらめく花』は踊らないで1人ずつピンスポットを当てたり、けっこう作り込みましたね。踊らずに表現をするということは難しいので、少しがんばってもらいました。
森:今まで自分の推しだけを見ていたという方に色んなメンバーの表情を見てもらえたかな、と思います。少し緊張しましたけど。
──大きな舞台ということや、新たな表現を取り入れる中で変化が見られるメンバーがいたりしましたか?
REI:そうですね。でもそれはZeppTokyo以前に、ワンマンライブを始めてからですね。んー…(笑)
森:REI先生は厳しいんですよ(笑)
REI:表情は変わってきたとは思いますけど、踊りとかになってくると(笑)
森:(笑)
──一つの山場を越えて、さらに厳しくなったり?
森:いつも厳しいよ…!(小声)
一同:笑
森:でもZeppTokyoでは表情のほかに、全部同じ踊り方ではなくて、その曲に合った踊り方をしなさいとも言われました。
──曲によって意味や感情も違うということですよね。それでは、このパート以降のライブですが、森さんはどういう気持ちになっていきましたか?
森:『陰陽 -Yin Yang-』から『フレンドリーム』ですよね。私は体力が無いのでリハーサルでもだんだん疲れてきちゃうんですけど、この時はアドレナリン?が出てテンションも上がって、気づけばあっという間でした。
──メンバー同士でアイコンタクトをしたり、印象的な場面などは?
森:んー、でも私は播磨さんと目を合わせる振付が多いんですけど、いつも笑顔なのでそんなに違いは感じなかったかな。颯来ちゃんは分かりやすいので、テンションが上がるとすごく目を合わせてきます。
──(笑)
森:機嫌悪いと合わせてくれない(笑)ZeppTokyoではピョンピョン飛んでいて、『バカイズム』かな?絶対そこじゃないだろってところで目を合わせにきました。
──そういうところで気になるのは、やっぱり『フレンドリーム』の円陣です。
森:いつもはかのんちゃんの顔しか見ていないんですけど、この時はみんなの顔を見て、みんなもそれぞれの顔を見て、“あぁいいな”って思いました。やっとここまできたなぁって感じ。
──観ていても青春を感じました。そこからアンコールと進んでいく時には何を思いましたか?
森:終わっちゃうなーって、早いって思いました。自分が締めなくちゃいけないんですけど、締めたくなかったのでちょっと放っておいたら店長(チーフマネージャー)が焦ってました(笑)
REI:締めのMCはメンバーが7人いるから、1人1人が長いと本当に長くなっちゃうんですよ(笑)
森:私はだいたい1番だからそんなに長く話さないんですけど、次の播磨からもう長い。
REI:播磨、塚本、長い。澪風も長いかな。志歩に関しては長いというか言葉につまる。
森:そして最後に雨宮さんが。
REI:もうショートで(笑)
──(笑)簡潔かつ綺麗にまとめますよね。そういえばエンディングでは、播磨さんが1人で…?
REI:公野も1人で何かやってたよね?
森:それは『ハニートランポリン』かな。「上行っちゃったー」って言ってましたよ。
──そこはアドリブなんですね。
森:そう。播磨は1人で最後に言ってハケるっていうのはあったんですけど、あんなに居座られるとは思ってなかったです。
──けっこうたっぷりめでしたよね。そして、みんなで手を繋いで挨拶をして。終わった後はどんな気分でしたか?
森:“あー終わったー”って、開放感と達成感がありました。「ユニット曲の早替え焦っちゃった!」とか話してたかな?でもみんな脱力してた気がする。播磨さんはすぐ何か食べてました。
REI:始まる前からずっと食べてる。
──以前ライブのMCでREI先生から30分前は食べないようにと、止められた話も。
REI:食べてすぐ歌ったり踊ったりすると具合悪くなっちゃうので、さすがに30分くらいは食べないでくれって言ってるんですけど、普通にカレー食べてますね。
森:この日はお昼がカレーで、夜は牛丼になったんですよ。播磨さんはリハーサルの前には食べていて、リハ終わりで食べて、またコロッケ食べて、夜も食べて…。
REI:差し入れのお菓子もつねにつまみながら。
森:でもこれ華山さんもなんです。
REI:いや、パフォーマンスに支障がなければ食べてもいいんですけど(笑)
──この日の舞台裏はどんな様子でしたか?
森:澪風ちゃんはストレッチしたていたし、颯来ちゃんも声を整えていたり。きみちゃん・のんちゃん(公野・雨宮)はリラックスしている感じでした。
・7人体制から6人の新体制へ
──なるほど、それぞれのやり方で。それからしばらくして6人体制が始まりますが、REI先生はどこから準備を始めたんですか?
REI:いや、まさに6人になってからです。
──そこからですか??雨宮さんのラストライブから次のライブまで一週間でしたよね。
REI:これはキツかったですね。とにかくリハーサルがあると考えるヒマがないんですよ。帰ってからもちろん作るんですけど、やっぱり時間がない。
──すると、6人でのリハーサルの中で作っていく感じですか?
REI:いや、考えていきます。なので家に帰ってから作って翌日メンバーに投げて、また考える。
──メンバーさんが大変なのはもちろん想像できていたんですが、REI先生もめちゃくちゃ大変だったんですね。人数は奇数から偶数になるし、フォーメーションなどバランス的にかなり変化もありますよね。
REI:6人だとセンターを作らない方が綺麗になりますしね。動きが変わるとどうしても合わないフリも出てくるので、この際変えちゃってもいいとは思っています。でも、メンバーもスタッフも大変でした。新曲もあったし。
──歌に関しても雨宮さんパートの振り分けがありますよね。ここが欲しいとかメンバーの中であったり?
森:いやいや、そこは振り分けてもらったものをいただいています(笑)
REI:バランスを考えてやっていますね。
森:みんなで平和に。
──なるほど、森さんは新たにどの部分が加わりましたか?
森:『花火と漫画とチョコと雨』のかのんちゃんパートを引き継いでいます。私は落ちサビを歌ったことがないんですよ。だから新鮮だったし、この緊張感の中でかのんちゃんは歌ってたんだなーって、あらためてかのんちゃんの凄さを知りました。でも、自分らしく新しいものが表現できるように一生懸命努力しています。
──ほかのメンバーさんと何か話したり?
森:やっぱりみんな緊張するって言いますね。
──ファンのみなさんは歌割りに関しては注目していますよね。
森:そうですよね。新体制初お披露目のライブではみなさん、「あのパートは誰が歌うんだろう?」って。なので『おかしなわたしとはちみつのきみ』のセリフ部分がくるとみんな「お?お?」って盛り上がってくれました。きみちゃんがセリフを言った時、すごく盛り上がってましたね。
──あの瞬間の空気はよかったですよね。でも結局セリフは日替わりということで、アンコールでやった2回目では播磨さんが「令和の怜奈も一緒にいよう?」と。
森:アレ意味分かんないですよね?(笑)実はあそこが日替わりになるのを私たちも急遽知ったんです。アンコールの方はステージを降りた時に播磨ということになったんですけど、あのアドリブはさすがですよね。これからもどんどん期待値を上げていきますよ。
REI:いや、そこは当分無いと思うんで(笑)
一同:(笑)
──では、6人体制になって少し時間も経ちましたし、全体的な変化についてはいかがでしょう?
森:みんなの力がより出るようになったかな。ファンの人もどうなってしまうか不安だったと思うんですが「6人でも物足りなさは感じなかったよ」と言ってもらえたりもしました。それぞれが自分ががんばらなきゃと思えたから、また6人でまとまれたんだと思います。
──REI先生も感じることはありますか?
REI:7人の頃はかのんに頼りすぎている部分があったし、メンタルの弱いメンバーも多いので心配していたんですけど、思ったよりもしっかりしようという意識が出来ているのかなと思います。みんなが前に出ようとする意思も見えてきたのでこのまま行ってくれればと思いますね。
森:大事なところはかのんちゃんがやっていたので任せてしまっていたんですけど、これからはそれぞれが責任持ってやっていこうという気持ちですね。
──締めのコメントなんかは華山さんが担っていく形ですよね。
森:いや不安でしょうがない(笑)
REI:締め切れない(笑)
森:いや、良さですよ。ファンのみなさんとの暖かい空間。
──あの感じほっこりします。それでは、そんな中、東名阪ツアーやフェスなどがあります。色んな方がはちみつロケットを見ることになると思いますが、ここで見えてくる面白さというのはありますか?
REI:はちロケは曲に幅があるので、それをもっと活かして、知ってもらえるようにしていきたいと思っていますね。
──森さんは雨宮さんからビジュアル面を評価されていました。
森:ぜひ見てください、いや(笑)地方でのワンマンライブは初なので、東京でのワンマンライブになかなか来れない方には来ていただきたいですよね。あとは華山さんがどう締めるのか、『おかしなわたしとはちみつのきみ』のセリフは誰なのか、そして播磨はネタを仕込んでくるのか。それが見どころですね。
──ツアーの後は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」もありますし、まずはたくさんのアイドルファンに見てもらえるチャンス。
森:やっぱり爪痕を残さないとなので、白塗り…
──先日出演された指原莉乃さんの『この指と~まれ!season3』(フジテレビ)で、そういうことをやってすべり散らかしたと話していたのに!
森:もうビジュアルでは勝てないんですよ!
REI:「TIF」はアイドルいっぱいいるし、他と違うことやらないとね。
──すべった経験も活かしつつ。
森:あれはどうにかしてインパクトを残したくてがんばったんです!どうしましょう?
──REI先生もそういうネタ作りをするんですか?
森:しますします。先生こういうの大好きだから。レッスンの時はめちゃくちゃ怖いんですけど、ネタの話はノリノリです。
──ライブで「播磨アウトー」のSEを入れてますよね。
REI:やってますね。でも、かわいいとか元気とかは普段やれるので、フェスだとインパクトを残して、初見の人たちに後で検索してもらえるきっかけを作りたい。もう、何でもやっちゃえばいいじゃんって(笑)
森:怖いんですよ(笑)
REI:検索して見てみたら「かわいいじゃん」ってなればいいと思うから、そのきっかけ作りが1番大事。
──その中でZeppTokyoのような素晴らしいライブがあって。
REI:ちゃんといいライブはいいライブで作ります(笑)ツアーもちゃんといいライブ。
森:とにかく変なことが起こったらREI先生だと思ってください。そしてフェスはチームプレイだと思うのでファンの方も盛り上がっていただいて。この夏、たくさんの方にはちロケを知ってもらえるように何でもしますので、ロケッターのみなさんも楽しみましょう!
はちみつロケットは7月10日(水)より各音楽配信サイトにて『ザラメ・オシャベリ』『真夏ミッドナイト』を配信リリース。7月14日、15日を名古屋・大阪、そして7月21日を東京にてワンマンライブを開催します。「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」などフェスにも参加し、この夏を盛り上げていく彼女たち。その元気な姿には注目です。
■はちみつロケット初東名阪ツアー
2019年7月14日(日) 名古屋 BM THEATER
2019年7月15日(月祝) 大阪 ESAKA MUSE
2019年7月21日(日) 東京 渋谷WOMB
全公演共通:スタンディング 3500円
※東京公演のみファミリー席あり
URL:http://www.hachimitsu-rocket.com/tomeihan_tour/
■Blu-ray(予約限定生産)
はちみつロケット 「H.R ADVENTURE ~はちロケ 春の大冒険!~」
出演メンバー:華山志歩 澪風 公野舞華 塚本颯来 播磨怜奈 森青葉/ 雨宮かのん(2019年6月卒業)
価格:税抜 6,759円 (税込7,300円)
発売予定日:2019年8月30日(金)
<2大豪華特典>
1:メモリアル・マフラータオル(全7種より1種 選択)
華山志歩ver. 澪風 ver. 公野舞華ver. 塚本颯来ver.
播磨怜奈ver. 森青葉ver. 雨宮かのんver.
2:メンバー7人直筆サイン入り
商品特設サイト:
https://ps.ponycanyon.co.jp/hachimitsu-rocket/
※予約の締め切りは7月15日まで!!
■配信リリース
「ザラメ・オシャベリ」
作詞:児玉雨子
作曲:渡辺拓也
「真夏ミッドナイト」
作詞:渡辺拓也・Kohei by SIMONSAYZ
作曲:渡辺拓也
配信サイト一覧:https://lnk.to/hachimitsu-rocket
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はちみつロケット公式サイト:http://www.hachimitsu-rocket.com/
はちみつロケット公式Twitter:https://twitter.com/8rocketofficial
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