2020年1月18日から26日まで東京・天王洲 銀河劇場、1月31日から2月2日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで行われる舞台『鬼滅の刃』。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の大人気マンガから、初の舞台化として注目を集めていますが、この登場キャラクターとなる「真菰(まこも)」を演じているのが18歳の其原有沙さん。2018年は『ウルトラマンR/B』でヒロイン・湊アサヒ役を演じ、2019年には『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト 絆のクリスタル』、またモデルなど多方面でその姿を見せています。
今回のインタビューでは舞台『鬼滅の刃』での役どころや、近況などについてお聞きするほか、マイフェイバリットなアイテムを紹介していただいたムービーも近日公開予定。
其原さんの素顔を少しだけのぞかせていただきました。
写真・文:MIKAN編集部
舞台「鬼滅の刃」真菰役について
──舞台「鬼滅の刃」にて演じられます「真菰(まこも)」の印象について教えてください。
今まで演じた役の中で1番ほわんとした感じです。役にあたっては、原作やアニメを読み込みましたが、黙って見ていたりすることが多い役で、表情などどのように表現するかが難しく感じています。『ウルトラマンR/B』でもそうだったんですが、実は儚いような存在、みたいなものが多い気がします。
──ご自身ではそれについてはどう感じていますか?
表面は元気だけど、裏では何かを抱えている役は演じていて楽しいと感じますね。
──今回の真菰役ではやはり表情がポイント?
表情と間ですね。
──なるほど、演出家の方から指示などはありましたか?
自分で作っていった演技に関してはあまり直されることはなくて、実は色んな役で登場するんですが、演技のバリエーションを増やさないといけないと思いました。本読みの前に座稽古もあったんですが、やることが多いというか、ミュージカルくらいたくさんの歌もあって、これは普通のミュージカル俳優の方でも大変だとお聞きしました。大人気作品の初の舞台化でプレッシャーもすごくて、稽古中もずっとドキドキしています。
──歌に関しては、これまでも素敵な歌声を届けていた其原さんですが。
でも、こんな声は出したことがないというキーもあるので、ソプラノとアルトなど歌い分けの部分でお互いにカバーしあっていますね。
──稽古中の様子はいかがですか?
みなさんとても真面目です。今回は年下の子が3人いて、それがすごく新鮮ですし…癒されます(笑)先輩方は初めてご一緒する方たちで緊張もあったんですが、演出家の方に「練習しておいて」と言われた箇所などお願いしにいかなきゃと思っていたら、休憩時間などに「一緒にやろうか?」と、お声をかけていただいたりしました。稽古が終わっても、みんな残って稽古していたり、この作品に対する熱はすごいです。
──作品自体のファンという役者の方も当然いらっしゃるかと思います。
そうですね。でも演じる以上は誰よりもこの役を理解していなければ、というプレッシャーもあるのでみんな必死です。毎週のようにSNSでも話題になっているので、私もそれを見るたびに「あぁ!(ため息)」と、緊張しています。稽古が始まったころは演出家の方が夢に出るくらい、睡眠中も稽古していましたね。
──それでは、この期間は完全に集中して。
全集中してますよ、ずっと。でも、すごく緊張感はあるんですけど、笑いの絶えない現場でもあるので、やっていてとても楽しいです。みんなでやるからこういう大きな舞台ができるんだと感じますね。
──舞台ならではということで、生の人間が演じる迫力もあると思います。
スピード感があって、熱中できると思います。アクションもすごいです。よくあんな動きができるなぁと思うんですけど、自分もやってみたいんです。
──そうなんですか!
海外映画のヒーロー系のアクションも好きで、女性が戦っているのも好きなんですよ。自分もいつかそういうこともできればいいなと思います。
2019年を振り返る
──では、そんな其原さんは2019年はいかがでしたか?
実はあまり覚えていないというか(笑)12月には湊アサヒとして中国のイベントに行きました。ファンの方もスタッフさんも雰囲気が違いますし、良い勉強になりましたね。日本でウケていたことがウケなかったり(笑)でも、もっと中国語を勉強していけば、もっと感謝を伝えられたり応援も理解できたかなと思います。熱量もすごくて嬉しかったですね。
──何か思い出もありますか?
ホテルで朝食を食べていた隣りのご家族のテーブラウから『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』の音楽が流れてきて、その子供が動画を見ていたんですよ。あ!と思ったら向こうも気付いてくれました。
──日本での子供たちの応援はいかがですか?
小さい子たちの応援は今までなかったので、違うパワーがもらえますね。キラキラしていて、お手紙の似顔絵とかもすごく嬉しくて大事にしています。
普段の姿は?
──なるほど。では、最近の其原さんについても教えてくれますか?
色んなものを見るのが好きで、コスメやお洋服も好きですし、家にいることが多いんですけど、たまに外に出てリフレッシュしています。
──例えば食べ歩きなどですか?
実は新しいお店にチャレンジして、あまりよくなかったことが続いちゃって(笑)今は安心の好きなお店にいってますね。それでも好きだったラーメン屋さんの味が変わっていたりして…自分の味覚が変わったのかもしれないんですが。
──味に敏感ですね。味覚の変化というと好きになったものなどもありますか?
苦手だった生クリームやメロンは少しなら大丈夫になりました。
──以前のインタビューでも好物などお聞きしましたが、最近は美味しかったものなどありますか?
お鍋ですかね。モツ鍋が好きなんですけど家庭ではあまり出ないので豆乳鍋とか。仕事が続くと野菜不足にもなってくるので、たくさん野菜を入れます。
──そういえば、お正月はちょうど舞台稽古の休憩のようなタイミングでしたよね?
駅伝観たり…初詣で原宿に行ったんですけど、すごい人でしたね。
──おみくじなどは引かれましたか?
小吉でした。でも、上がっていける感じがいいかなと思いました。周りの人と協力して進めば良し、みたいなことが書いてあって、それに感謝しなさいと。ハイ!と思いました。
──舞台はまさにそれですよね。
本当にみなさんがいないとできないことなので、日々感謝しています。
──それでは最後に、2020年の其原さんはどうなっていきますか?
舞台でも中国でも知らないことをたくさん感じたので、例えば声のお仕事もしたいですし、色んな作品に関わって演技の幅も広げていきたいです。あとは七五三のモデルもやっていたので、振袖のお仕事もやりたいですね(笑)色んなことに挑戦してマルチに活躍できたらいいなと思います。
──バラエティ番組なども?
やりたいです!海外ロケで体を張るような番組もやってみたいんですよ。笑うと元気が出るじゃないですか?だから笑わせたい…というか(笑)でも、色んな方に知っていただけるチャンスを作っていけたらいいなと思っています。
舞台『鬼滅の刃』は2020年1月18日から26日まで東京・天王洲 銀河劇場、1月31日から2月2日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演。また、3月公開の『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』で、其原さんは声での出演も決定。
『すイエんサー』(NHK)では、すイエんサーガールズとしてお茶の間も楽しませている彼女。今後の活躍にも注目です。
■舞台「鬼滅の刃」
【東京】
2020年1月18日~26日
天王洲 銀河劇場
【兵庫】
2020年1月31日~2月2日
AiiA 2.5 Theater Kobe
公式サイト
https://kimetsu.com/stage/
■LINK
其原有沙公式サイト
https://sonohara-arisa.com/
其原有沙Twitter
https://twitter.com/sonohara_staff