2018年9月24日、白金高輪 SELENE b2にて、アイドルグループ「AIS -All Idol Songs-(以下AIS)」によるワンマンライブ「AIS-Carnival(アイスカーニバル)vol.4 ~All Idol Songs~」が開催された。
AISは、アイドルファンの記憶に残り語り継がれる「21世紀以降のアイドルソング」を、現在、そして未来に歌い継いでいくアイドルとして2016年よりスタート。「TOKYO IDOL FESTIVAL」への出演や、念願だったAKIBAカルチャーズ劇場のソールドアウト達成など、その活動が認められていく中ではあったが、今年9月4日には今回のライブでの解散を発表する。
ラストライブには、多くのファンや関係者、アイドルが訪れ、まだまだあどけない表情と真っ白な衣装の彼女たち、橋本麗愛、関澤朋花、磯前星来、朝熊萌、島崎友莉亜、栗原舞優、徳久陽日の7人に暖かい拍手を贈った。
All Idol Songs
オープニング映像からメンバーが登場すると、歓声に迎えられ、まずは『GO MY WAY!!』。アニメファンである橋本麗愛プロデュース公演にて披露された「THE IDOLM@STER」シリーズの楽曲で幕を開けると、続く『Luvly,Merry-Go-Round』では元気な声で客席を煽る。
『キャプテンは君だ!』まで3曲を続けると、自己紹介のからは『ドキッ!こういうのが恋なの?』から再びライブとなり、さらに5曲を続ける。MCでは『こいしょ!!!』MV撮影にて「トンボを捕ったら1000円。」というスタッフの冗談に、メンバーが走り回ったというエピソードも話され、会場も笑い。
すでに解散した先輩グループであるアイドルネッサンスの『夏の決心』を歌い継いだ喜びや、Tomato n’ Pineの『ジングルガール上位時代』でのセリフ分けはスタッフが声を聴いて決定したことなどこぼれ話も出ると「どの曲にもたくさんの思い出があると思う、まるー!」と朝熊萌がまさにそのセリフ部分をもじりつつ、次の曲からは各メンバーをフィーチャーした楽曲のコーナーへ。
曲中溢れる感情を抑えられない表情を見せていた関澤朋花は「『それだけなんだけど』は、毎回やるタイミングに意味があると思っていて、ラストに歌いたくてこの曲にしました。それだけなんだけど。」と曲名にかけて綺麗にまとめ、観客からは「やられた」といったようなどよめきと拍手。
ここからは後半ということで、アイドリング!!!『無条件☆幸福』から再びライブを続けていく。
1曲1曲、歌詞に想いをのせて届けられる歌声と、それに応えて盛り上がる観客。一体感に会場が包まれながら『Over The Future』や『お受験ロッケンロール』など激しいパフォーマンスも続き、この夏から披露しているAeLL.『Endless Summer』では、オープニングの一瞬の静寂から、一転してファンもタオルを振り最高潮を迎える。
MESSAGE
一人一人が語る最後のメッセージでは、
徳久陽日は「はるかーっていう声援がもうね、嬉しいんだよね、ほんとに、嬉しいんだよ。」と話すと、メンバーやファンとの出会いを一生の宝と言い、言葉をつまらせながら「どうかAISを忘れないでください。」と伝えた。
栗原舞優は感謝の言葉から「アイドルの道を歩き始めて約3年。」とここまでの経験をいい思い出だったと振り返る。「舞優らしくもっと前に進んで、みなさんにまた会えるようにがんばります!みなさんAISは好きですか?舞優もAISのことが大好きです!」と最後は涙声もまじりつつしめた。
島崎友莉亜は最後と考えていた35回目のオーディションで“見つけてもらった”ことを話しつつ、メンバーと楽しかったことやぶつかったことなど「思い返してみると本当に色んなことがあったけど、それが全部今の友莉亜につながっていると感じています。」と言い、「まだまだ時間はかかるかも知れないけど、またみなさんに見つけてもらえるようにがんばりますので元気でいてください。そしてまた友莉亜を見つけてくれたら嬉しいです。」と話した。
朝熊萌は止まらない感情に涙を溢れさせたが「みなさんグミグミしてますかー!?」といつものセリフで笑顔に変わる。センターをつとめた不安などもあったことを明かしたが、メンバー、スタッフ、ファンの支えで「自信を持ってメンバーを引っ張っていきたいと思いました。」とその成長を話した。
磯前星来は最初は辞めたい気持ちもあったが、「今となっては辞めなくて本当によかったなって思ってます。」と笑顔を見せる。「AISになって1番嬉しかったのは星来のダジャレで笑ってくれたり、盛り上がってくれたりしたところです!」と嬉しそうな表情から「これからもAISを愛すー!」とやはりダジャレでしめると、割れんばかりの拍手が起こった。
関澤朋花は「AISに出会ってくれてありがとう、私は幸せです。」と話し、明るい顔を客席に向ける。すると「最後にみなさん、私のわがままを聞いてくれますか?」といたずらっぽい表情で客席を見渡し、「今日も来年もその先もみ~んなにくるくる攻撃ー!」とキャッチフレーズを放ち、観客もメンバーも「わぁ~。」とそれに応えた。
リーダー橋本麗愛は「歌もダンスも全然上手じゃないんですけど、上手になったねとか麗愛ちゃんの歌が好きだよとか、言ってくださって本当に嬉しかったです。」と話しつつ「この先どんな未来が待ってるか分からないんですけど、どんな未来でも私らしく前を向いてがんばっていきたいと思います。」と最後は声を震わせながら感謝の想いを伝えた。
「最後はみんなと歌いたい。」と橋本麗愛の言葉に観客も応えるとラストはBON-BON BLANCO『この手につかんだ未来地図』。歌い終わりに、そのままメンバーが舞台から降りるとすぐさまアンコールの声もかかり、Tシャツ姿で再びメンバーは登場。
栗原舞優が「こうやって素敵なメンバーに出会えたこと、最高のみなさんに出会えたこと、本当に宝物です。最後にみんなで1番大切で大好きな曲を歌います。」と伝え、「せーのっ!」とAISの2ndシングルとなった、おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!のカバー『こいしょ!!!』。
観客も最後は全力の声を会場いっぱいに響かせ、さらにメンバーも全力のパフォーマンス。かすれる声の橋本麗愛が「たくさんの思い出をありがとうございました!」とオフマイクで声を届かせると「以上、AISでした!ありがとうございました!!」と全員が最後のお辞儀でエンディングを迎える。
こうして「AIS -All Idol Songs-」は声援、鳴りやまない拍手に見送られながら、ラストライブを終了させ、そして、終演後にはお見送りも。泣きじゃくるAISではあったが、その元気さにファンも思わず元気な声。メンバーとファン、一人一人がお互いに顔を見合わせると、その未来への期待も寄せられた。
LIVE PHOTO
■SET LIST
M01. GO MY WAY!!/THE IDOLM@STER
M02. Luvly,Merry-Go-Round/ピポ☆エンジェルズ
M03. キャプテンは君だ!/Tomato n’ Pine
M04. ドキッ!こういうのが恋なの?/えり~な(キャナァーリ倶楽部)
M05. こいしょ!!!/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!
M06. 夏の決心/大江千里・アイドルネッサンス
M07. マジ グッドチャンス サマー/Berryz工房
M08. ジングルガール上位時代/Tomato n’ Pine
M09. 愛のナースカーニバル/BON-BON BLANCO
M10. Love☆Raspberry Juice/SweetS
M11. Faraway/PARADISE GO!! GO!!
M12. スイミング/深田恭子
M13. ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)/松浦亜弥
M14. それだけなんだけど/Whiteberry
M15. 完璧ぐ~のね/渡り廊下走り隊
M16. 無条件☆幸福/アイドリング!!!
M17. ZETTAI/PARADISE GO!! GO!!
M18. ICE CREAM MAGIC/DIANNA☆SWEET
M19. Over The Future/可憐Girl’s
M20. レントゲン/12.ヒトエ
M21. お受験ロッケンロール/乙女新党
M22. Endless Summer/AeLL.
M23. この手につかんだ未来地図/BON-BON BLANCO
〜アンコール〜
M24. こいしょ!!!/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!
■〜計40分〜【シリーズ動画 未完成作品集】AIS(アイス)
■LINK
AIS OFFICIAL SITE:http://allidolsongs.com/
AIS OFFICIAL Twitter:https://twitter.com/allidolsongs
AIS OFFICIAL BLOG:https://ameblo.jp/allidolsongs/
AIS OFFCIAL Youtube CH:https://www.youtube.com/channel/UCi_BYBQrn9bEkH79un6USYQ