11月7日、東京・新宿ピカデリーにて映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」の公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの山田杏奈さん、鈴木仁さん、瀬田なつき監督が登壇しました。
東京に住む平坦で平凡な高校生・渋谷ハルコが神奈川ケンイチにひとめぼれする、岡崎京子さんの1989年に刊行した同名作品が原作の映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』。脚本・監督は映画『PARKS パークス』(2017)、ドラマ「東京アリス」(2017)、「セトウツミ」(2017)、「声ガール!」(2018)や、多くの CM・MV を手がける瀬田なつきさんが務め、主人公には“次世代ヒロイン”と呼び声が高い山田杏奈さんと本作が映画初主演となる鈴木仁さんが務めます。
出演者の登壇から挨拶では、山田さんが「映画はいかがだったでしょうか?」と声をかけると会場から温かい拍手が贈られます。
まずは、それぞれの役柄との共通点ということで、山田さんは鈴木さんに「何を考えているか分からない感じはちょっと共通しているのかなと思います(笑)」と笑顔を見せ、鈴木さんは「認めます。」と答えます。
逆に鈴木さんは山田さんに「全然違うかなと思っていて、杏奈ちゃんが朝わたわたしている姿が想像できないです。」と言うと、「確かにあんなにはがんばれないかな?」と返しました。
撮影について山田さんは、カエデ(滝澤エリカさん)とマル(若杉凩さん)とのシーンを振り返り、「独特な雰囲気の2人でしたよね?新鮮で楽しかったですし、3人で小沢健二さんの『ラブリー』を歌ったのも良い思い出です。」と話します。すると瀬田監督は最初は歌が上手すぎたとのことで、「もっとやる気ない感じで。」とリクエストしたことを明かしました。
映画で引用された言葉にかけて、“地球の危機一髪を救うような”運命的な出会いは?、と質問が飛ぶと3人ともが食べ物の話へ。
「一番衝撃的だった食べ物が、去年福井に行った時に、サバのへしこ?にびっくりしました。」と山田さんが答えると、鈴木さんは「偶然なんですけど、衝撃的な食べ物はシメサバなんですよ。」とサバかぶりを話します。
「シメサバならいつでも食べられるし、これは幸せだなと思います。」と最近のお気に入りへの想い伝えると、瀬田監督は“いちご大福”とさらに食べ物を挙げ、この衝撃的な出会いには「いちごと大福もそう思ってるんじゃないかな。」とそれぞれの心情を代弁しました。
楽しく進行した舞台挨拶もあっという間に最後となり、山田さんからは「一年前の東京を閉じ込めた、タイムカプセルのような映画だと思います。地球の危機一髪を救うとまではいかなくても、この映画がそういう出会いのきっかけとなる作品になることを祈っています。」の言葉が届けられました。
映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」
公開情報:2020年11月6日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開!
公式サイト:gbpg2020-movie.com
(c)2020岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会