2019年9月22日、東京・新宿BLAZEにて桜エビ~ずによるワンマンライブ「桜エビ~ずワンマンライブ in autumn 2019 ~食欲の秋!読書の秋!桜エビの秋!~」が開催。
桜エビ~ずは水春、川瀬あやめ、村星りじゅ、茜空、桜井美里、芹澤もあの6人からなるアイドルグループとして、8月21日にリリースされた2ndアルバム「octave」も評判を呼び、現在多くの注目を集めている。今回のワンマンライブでは新宿BLAZEの会場もソールドアウトさせ、また、しばらく休養期間を設けていた水春もこの日復活。1stコンサート開催の発表などもあり、思い出深い1日となった。
グッドミュージックで魅せる熱狂のライブ
暗がりの中、ステージに揃うメンバーを確認した観客からは歓声が起こり、明かりが点くとグリーンの新衣装。さらに声が高まると一曲目『オスグッド・コミュニケーション』から激しく弾けるようにライブがスタートする。いよいよ始まったというムードに「楽しんでいきましょう!」と芹澤の言葉から『タリルリラ』で勢いを増し、さらに『まわるまわるまわる』では観客も振付にあわせ手を伸ばす。
MCでは、この日、喉が不調の桜井は歌うことができないため、「今できることを全力でパフォーマンスします!」と話すと、励ますような声援。そして、しばらくの休養から復活した水春はこの日の一部として行ったRYTistとのツーマンライブと同じく、「二部もただいま!」と笑顔を見せた。
新衣装についても触れると「ティンカーベルか、バズ・ライトイヤーって呼んでるんですけどみなさんはどっち?」とメンバーから客席に質問も投げかけられつつ、水春は「(普通は)夏におヘソ出したりするんですけど、今回冬に持ってきたという。」と観客を笑わせる。村星からは「一人一人スカートの長さも違うんだよね。」と注目ポイントも伝えられた。
『灼熱とアイスクリーム』で再びライブへと戻りつつ、『Magik Melody』で観客とクラップを合わせ指差しも交換すると『帰れない!』、『わたしロマンス』とダンサブルに中盤を盛り上げていく。
MCでは一部でのRYUTistとのツーマンを振り返り、『ラリリレル』『タリルリラ』とお互い曲をカバーし合ったことについても触れる。音楽ライターの南波一海氏から『ラリリレル』は愛してるをラ行で表現しているタイトルと教わったとのことだが、『タリルリラ』の振付のハンドサインは愛してるの意味ということで、そこは共通していると村星も話す。
ライブは淡い乙女心を描くスローテンポの『ねぇ、ローファー。』でしっとりと進むと、『214』から『グラジェネ』とポップな姿も見せる。そのまま感情的な歌詞が刺さる『おねがいよ』と『せつないや』のロッカバラードな2曲に観客は耳を傾けていく。
短いMCをはさみ、川瀬の「盛り上がっていけますか!?」の声に声援が返ると『リンドバーグ』からライブは終盤へ。大合唱の一体感の中、『それは月曜日の9時のように』でさらに大きくうねる会場に、最後は『さいしょのさいしょ』。