バラエティ番組「青春高校3年C組」の生徒たちと、気鋭の脚本家達が繰り広げる本格派ミステリードラマ「あなた犯人じゃありません」(テレビ東京ほか)が2021年1月7日より毎週木曜 深夜1:00〜放送(見逃し配信あり)。
ドラマでは生徒たちが本人役を熱演し、初の本格ドラマ出演とは思えないほど、見ごたえのある演技を披露しています。
蜜柑通信では毎回メイン役をつとめる「青春高校3年C組」の生徒に連続インタビュー。今回は第4話出演の頓知気さきなさんにお話をおうかがいしました。
ドラマの役柄・私
──まずは、ドラマの役どころと自分との違いについて教えてください。とはいえ頓知気さんの役はかなりユニークですよね。
そうなんですよね(笑)なので、あまり共通点はなくて、私は普通の学生だし、男の子に囲まれるというよりは女の子2~3人で動いている感じでした。
──親友といつも一緒にいる感じ?
はい。役柄と同じところは全然なかったですね。
──出演や撮影の感想はいかがですか?
プレッシャーとか辛いこともあるかなと思っていたんですけど、楽しかったです。それと、ドラマもですけど、ワークショップで3ページくらいの台本を3人くらいでやるショート演技みたいなのが楽しくて。今まで、ちゃんと演技をしたこともなかったし、苦手意識もあったし。でも、ワークショップでちゃんと教えていただいたら、楽しかったんです。
──それであの役を演じることになるわけですよね。
台本が私だけちょっと違っていて、事件を起こす動機も変なんですよね(笑)全体的に面白い感じ。
──でも、涙を流すシーンもあって見事でした。
アイドルグループのメンバーだし、もうちょっと目薬とか使っていいのかと思っていたんですけど(笑)それに映像だと色んな角度から撮るじゃないですか?背中だけ撮る時は泣かなくてもいいんじゃないかなとも思ったんですけど、監督さんが“泣け”っていう空気を作っちゃう(笑)なので、がんばりました。でも、みんなも泣けていたし、やろうと思えば出来るものなのかな?スタッフさんたちの空気作りの力はあると思います。
──涙のほかにも、色んな表情を演じていましたよね。
感情的に怒ったりするところも楽しかったです。お嬢様口調の喋り方はわざとらしいけど、わざとらしすぎてもダメ、みたいなところもありました。最初は高貴な雰囲気でやってたんですけど、怒っている時に差が出た方が面白いから、もっとふわふわした男ウケを狙ってる感じにすることに…って、どんな感じだよ!って(笑)でも、これも1人で研究してがんばりましたね。
──イライラしているシーンもすごく自然、と言っていいのか分からないですけど、素晴らしかったです。
喜んでいいんですかね?(笑)このドラマは元々のキャラクターを活かしてということなんですけど、私は全然違いますからね?監督さんから「メンヘラの頓知気がちゃんと出てる」って言われたんですけど、私はメンヘラじゃないから(笑)むしろ、普段は感情的になることはないタイプです。
普段の頓知気さきな
──普段は冷静なタイプなんですか?
冷静というか、感情は表には出さなくて、怒ると黙っちゃうかも。
──分析というか、グラビア鑑賞の趣味にしても「かわいい!」というノリではなく、しっかりと感想を持って見ていますよね?
結局「キャー可愛い」に始まり「キャー可愛い」に終わるんですけど、その間の密度は高いかも知れないですね。
──趣味というとほかにも何かありますか?
やっぱりグラビア鑑賞です。本棚も写真集だらけですし、普段からもアンテナ張って新しい写真集が出たらチェックして、おすすめされたら知らない人のも買ってみたりします。
──きっかけは何だったんですか?
小さい頃から女の子が好きで、お金を手にするようになったら写真集を買うようになっていました。
──そもそもはグラビアということではなくても、女の子が好きなんですか?
小学生の頃も同級生の子を「あの子かわいい」みたいな。
──かわいいキャラクターが好きになったりは?
アニメとか漫画とか二次元の女の子も好きで、ハーレム系の漫画も読んでいました。
──なるほど、男の子が主人公の作品ですね。
男の子しか出ない漫画はほとんど読んでいなくて、『To LOVEる -とらぶる-』とか『kiss×sis』とか読んでいました。高校生くらいから桂正和さんが好きになって『ウイングマン』とか。
──『電影少女』とか『I”s』とかを飛び越して、そこにいくんですね(笑)懐かしいとかレトロなものも好きなんですか?
そうですね。グラビアもそれこそ80年代のモノが好きで、最近の作品は見たから、もっともっとってさかのぼって行っちゃう。
──でも、写真集は今も次から次へと出てきますよ?
漫画に関しては最近の作品になりましたけど、グラビアは両方見ちゃいますね。
──ほかにレトロなモノで好きなものはありますか?
レトロっていうか巨匠の絵画とかは好きです。
──たしかに、レトロっていうかですね(笑)美術館などによく行かれるんですか?
コロナ禍になってからは行けてはいないですけどよく行っていました。実は美術はグラビア好きにも通じてるんですよ。
──どういうところでしょう?
印象派とかナビ派とかふわふわしてる絵が好きで、色のリズムがいいとか思うんですけど、それをグラビアでも、このラインが写真に対して収まりが綺麗とか思っています。
──女の子だけではなく画面の構成でも見ているんですね。
たまに、ビキニの色と空のコントラストが合っていて、「お、この写真めっちゃ綺麗だな」とかあります。
──なるほど、美術的な見方もある。
「青春高校3年C組」での思い出
──頓知気さんがプロデュースする「青春高校3年C組」とのグラビア企画もありますが、これまでで思い出深かったことなどはありますか?
私の中で3つハイライトがあって、1つは入ってすぐにあった林間学校。それまで話したことがなかった子と話すようになったりとか、バンジーを飛んだり虫を食べたり、普段の生活では絶対やらない、バラエティっぽいことを初めてやりました。バンジーは飛んでみたらすごく爽快感があって、殻を破れた気がしました。
それと2つ目はサマーライブ。みんなが一つの方向を見ていて団結感を感じられたし、それに私は高校の文化祭も美術部の展示程度でほとんど参加しなかったから、サマーライブは文化祭みたいな感じで青春を感じられました。
3つ目はメジャーデビューのCDリリースイベント期間がすごく楽しかったんです。今までにないくらいのスケジュールでライブをやっていっていたんですけど、毎回みんなで工夫して、試行錯誤して、すごくワクワクした期間でした。
──成長していく感覚があったり?
めちゃくちゃありました。やっぱり実際のライブの方がパフォーマンスも伸びますし、お客さんとの盛り上がり方もコツをつかんできたし、絶対メジャーデビューの時より最後の方がみんなも生き生きとやっていたと思います。
頓知気さきなの夢
──最後はみなさんに夢を聞いているんですが、頓知気さんには夢はありますか?
夢!むずい!最近ぶれてきたんですよね。
──今までは何かあったんですか?
「青春高校3年C組」に入った当初はお嫁さんになりたーい♪とか言ってて(笑)
──たしかになんとなく聴いたことのあるフレーズ(笑)
何かに迷いがある人は結婚したくなるんですよ。何もないとゴールを決めたくなっちゃうんです。
──なるほど(笑)
でも、色んな経験をして達成感も感じてくると、まだいいかなと思うようになりました。猫ちゃんも飼っちゃったし。
──あら、最近お迎えしたんですか?
そうなんですよ。それで猫ちゃんの子どもでも大変なのに、人間の子どもなんてまだ無理だと思ったら、結婚なんて言ってられなくなりました。
──では、今は違う目標が生まれてきたりしたんですか?
グラビアはずっとやりたいとは言ってるんですけど、それは漠然としていて…、んー、グラビアアイドルを育成したいと妄想したりはします(笑)
──育成(笑)
私のグラビア愛や想いを実現してくれる女の子たちを育成したい、みたいな妄想はしてますけど、夢って言われるとまた違うんですよね。
──大きな夢や目標というよりも、今が大事なんですかね。
楽しく幸せにおいしいごはんを食べてたくさん寝たいという気持ちでいます。今までもそうだったので、これからも継続していこうかなというところです。
──でも、これからの展開も楽しみですよ。
これまではお姉ちゃん(戦慄かなの)とかに流されてきたところもあるし、「青春高校3年C組」にしても、ふと誰かに誘われて受けちゃったんですよ。入って良かったんですけど、何をやろうということもなく、のらりくらりやってきたからなぁ。
「あな犯」頓知気さきな的チェックポイント!
これは全部、山場です(笑)演技も難しいところしかなかったんですけど、泉先生役の北乃きいさんとぶつかるシーンでは、「青春高校3年C組」の生徒とぶつかるのとは、ワケが違うと思いました。プロの気迫を身に受けながらがんばる私の姿(笑)あとは、五島刑事(山崎樹範)のひざに乗る私ですね。あれは緊張しすぎて記憶がないんです。映像見たらそこまでテンパって見えなくて安心したんですけど、あの場面は緊張しました。
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写真提供:テレビ東京 ©「あなた犯人じゃありません」製作委員会
文:なんぶひとし
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■放送情報
テレビ東京ほか 木ドラ25「あなた犯人じゃありません」
毎週木曜 深夜1:00〜放送
公式サイト:
https://www.tv-tokyo.co.jp/hanninjya_arimasen/
※見逃し配信でもドラマをチェック!!